知事曰く、「2008年9月11日に全ての状況を把握できていたわけではない。熊本県の方々、流域市町村の方々は「今はダムによらない治水を目指すべきだ」という決断だったと思う。私の決断は県民の方々の意向だった。私の決断の後に出た世論調査の結果は、85%の県民が私の決断を支持すると。その時の世論、その時の県民の方々の意見を反映したものだと思っている。ダムによらない治水をどのようにまとめていくか。時間的にはたったかもしれないが、方向性としては、とにかく早く逃げることがとても大事で、そういうソフト面を大事にした。」
つまりダム以外のハード面での対策は全く進んでいないということであり、むしろ洪水が起こった場合、どう逃げるかという政策だったということである。洪水をどう防ぐかではなく、どう逃げるかということである。住民が現在暮らしている地域をどうしたら安全な街にするかと言うことに対しては最初からギブアップしたということである。
つまりダム以外のハード面での対策は全く進んでいないということであり、むしろ洪水が起こった場合、どう逃げるかという政策だったということである。洪水をどう防ぐかではなく、どう逃げるかということである。住民が現在暮らしている地域をどうしたら安全な街にするかと言うことに対しては最初からギブアップしたということである。