吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

蒲島知事「『ダムなし治水』できず悔やまれる」 熊本豪雨・球磨川氾濫 その3

2020年07月10日 05時56分16秒 | 日記
 結局、ダムを作っていればこんなに災害がひどくはなかったかもしれないという話にはならなかったようだ。ダムを造らなかったのは周辺流域の住民の意向であり、そしてその後の県民の意識調査でもダム中止に85%の支持を集めているということで自分は正しかったと言わんばかりである。
 しかしどうにも「住民の意向」=「私の責任じゃない」に聞こえる。そしてダムの代わりの治水対策は「金がかかるので進んでいない」とし、「ソフト面を充実させる」つまり早め早めに非難すること・・・って、結局ダム建設中止させて12年間ほとんどハード面は何もなかったということですよね。その挙句、「早めに非難しなさい」ということが治水対策ってなんか変? まあそれでも周辺被災住民の方が「ダムがないほうがいい」と判断するならそれでもいいでしょう。
 今はコンピューター解析ができるので、ダムがあった時の浸水状況のシミュレーションしてみたらどうなりますやら。たしか昨年の大雨の時、八ッ場ダムのおかげで流域氾濫が起こらなかったって聞いたけどあのダムも無用の長物なんでしょうか?