吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

活動自粛 その3

2016年10月13日 06時44分28秒 | 日記

 内田裕也というロッカーがいる。昔から、破天荒な言動と生き方である。若いころはただの反社会的な「はみ出し者」と思っていた。別にそれが格好いいとも思わなかった。しかし陰湿的な映画「水のないプール」をみて驚いた。陰湿的な映画だったがカッコいいと感じた。その後は都知事選にも出た。政見放送ではTV画面で歌いだしたりした。あの反社会的というか破天荒な生き方をしたら自分にとっても芸能人としても不利だろうと思う。でもたぶん計算など彼にはなく、とにかく自分の思った通りの生き方を貫いているという点で今ではすごいと思う。まさにブレがなく骨太の生き方を感じる。 
 一方、川谷某は美味しいところだけをうまくつまんで、時流に乗りながら駆け引き上手に生きているようなのでなんとなくスッキリしない。どちらがいい悪いの問題ではない。ただ好みの問題であるのだが、どうも川谷某はスッキリしないのである。

活動自粛 その2

2016年10月12日 06時33分01秒 | 日記
 昔、プロで音楽をやっていますという人の一部は、反社会的であり不健康で暴力的なイメージがあった。特にロック関係では破天荒で破滅的な生活をする者も多かった。そしてそれを自身の生き方としていた。現代でもその名残はあるのであろう。もし川谷某が反社会的なイメージでいくのであれば、それを貫いてほしい。彼は「サゲチン」などと言われたが、「ふざけるな、俺は「光源氏」だ」とでも言い返してほしかった。

 彼のブログでも「俺は不器用だからみんなに思いを伝えるのが下手」とか「自分には音楽しかないのでこれからもやり続ける」とか言っているが、それなら活動自粛などしないで無理やり続けたらいいだろう。
 社会規範とは別の世界を生きているのだから、その生きざまを貫いたらどうか。それで業界から干されればそれまでのもの。
ちょっと社会が言う自粛さえすれば、禊がすんでまた活動再開できるなんて計算があるとしたら都合が良すぎる。いろいろな価値観の美味しいところだけとって生きているように見えて、ずるいなと思うのである。

活動自粛 その1

2016年10月11日 06時19分07秒 | 日記
 ゲスの極み乙女。の川谷某が、再度問題を引き起こした。というかすでにずっと芸能メディアに追われている身なので、今まで通りの彼の普段の行動がスクープされただけである。
 未成年(といっても19歳11か月)のアイドルと同棲し飲酒したとの話である。まあ、このくらいのネタはどこにでも転がっている話である。たいした衝撃ではない。
 ただ川谷某なので話が盛り上がっているにすぎない。おそらく芸能界にはこの程度のゴシップはどこにでもあるのだが、まったく無名で売れていない芸能人ならネタの価値としてはない。
 これが前回ベッキーの件でコメントもなにもしなかった川谷某なので途端に価値が上がったわけである。

 今回の一件で彼のイメージは決定した。今の世の中、未成年者の飲酒は反社会的行為としてうるさく言われている。このアイドルタレントも今後、芸能人生を送るのは難しいだろう。
 川谷某は前回同様、相手女性を不幸にするということで「サゲチン」などと屈辱的な表現をされた。そしてさすがに所属事務所も活動自粛を言い渡したのである。
 もちろん当の本人の本心など知る由もないが、たぶん「一般人だって、他のタレントだって同じことしているのに、なんでぇ~俺だけ自粛するの?」と思っているに違いない。まあ別にそう思ってもそれはそれで構わないのである。

小池都政

2016年10月08日 05時14分37秒 | 日記

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歴代市場長、処分も=「しかるべき対応取る」―豊洲問題で小池都知事 (時事通信 10月5日(水)14時20分配信)

 東京都の小池百合子知事は9月5日、都議会の一般質問で、豊洲市場(江東区)の主要建物下で盛り土がされていなかった問題をめぐり答弁した。歴代の市場長ら担当幹部について「退職者を含め、懲戒処分などのしかるべき対応を取る」と明言、厳しく対処する方針を示した。
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 この世の中で「責任を取らなくてもいい」という仕事はない。フツーの人はみんな責任の重圧に耐えながら仕事を頑張っている。
でも責任とらなくていいという職種が今まであったんですか? そんなことないでしょ? ないですよね?

もうインフルエンザ

2016年10月07日 05時37分33秒 | 日記
 昨日、熱発の男性がこられた。熱は微熱程度。倦怠感、咽頭痛もあまりなく重症感はなかった。しかし「子供がA型インフルエンザにかかったので・・・」と仰っていたので念のためインフルエンザの検査をしたらA型が陽性に出た。ご住所は埼玉県の様子。巣鴨地域での散発的な流行かとおもったが埼玉での局所的流行であろう。確かに8月ごろから豊島区でもインフルエンザの散発的発症が医師会のメーリングリストで報告されていた。そのため、「あ~ついに当地域でも流行が始まったか」と思ったが、豊島区の居住者ではないので、当地区はまだ大丈夫であろう。しかしながらすぐスタッフのワクチン接種を開始した。たぶん今年の流行のピークは早いだろう。

車掌の職場放棄 その4

2016年10月06日 05時59分10秒 | 日記
 「お客様、お加減は如何ですか? 救急車よばなくても大丈夫ですか?」 車掌は乗客の安全を確認して車掌室に急いで戻ろうとした次の瞬間である。まさにDQNな乗客がいた。
 「あ 車掌さんちょっと待って、自分は次の駅で〇〇線特急に乗り換えるんだけど、この遅れで間に合うかな? 調べてほしいんだけど」と・・・。
 まさに大馬鹿者である。クレームや言いがかりをつけているのではないけどこの空気の読めていない問いかけはほぼクレーマーに等しい。車掌をここでつかまえていたら、この電車がいつまでも発車できないのは小学生でもわかる。自分のせいで電車が余計遅れれば自分が乗り換える特急にも間に合わなくなるのは自明の理である。自分一人の都合を優先させて電車遅延させようとするこの男の思考が理解できない。
 思わず小声で「はぁ、馬鹿じゃないの~」とつぶやいてしまった。
 ここで車掌がこのDQN男にまともに取り合っていたら大変なことになると思いつつ心配していたら、車掌はキッパリと「あ~、今は分かりません。ここでは確認のしようがありません。電車動かしますので」といってこのDQN男の相手をしなかった。
 この男はなおも不満そうに何かブツブツ言っていたが、自分はこの車掌の毅然とした対応が正しいと感じた。

 これでいいのである。おかしな乗客のクレームには毅然とした態度でのぞめばいいのである。お客様は神様ではない。

注) DQN(ドキュン):一般感覚から著しくずれていること。またはその人。(蔑称)最近あまり使用されない。

車掌の職場放棄 その3

2016年10月05日 05時52分25秒 | 日記
 静岡県の地方都市で行われた研修会に出席した時のことである。
 研修も終わり在来線に乗って新幹線の発着する駅に行く途中、ある駅で大量の人達が乗車してきた。どうやらこの地区で行われたマラソン大会の帰りのようである。ほぼ9割のこみようであった。

 電車が動き出してしばらくしたら、急に5~6m先あたりの人ごみの中でドスンという鈍い音と「キャー」という女性の悲鳴が聞こえた。遠目にみるとどうやら立っていたマラソン帰りの中年の男性が急に失神発作を起こしたようだった。「人が倒れましたー」という大声のあとに、車内では誰かが非常停止ボタンを押したらしく列車は急停車したのである。
 自分は駆け寄ろうとしたのであるが、わずか10秒程度でその倒れた乗客は意識が戻り、一人で起き上がり「大丈夫です、大丈夫です」とすまなさそうに、譲られた座席に腰を下ろしたのであった。

 車内放送では「ただいま緊急停車ボタンが押され急停車しております。現在その原因を調査中です」というアナウンスが流れた。最後尾の車掌室からほぼ満員のコンパートメントを経由し、ここに車掌が来るまでは5~6分かかったであろうか? 
 でもしょうがない。 ようやくここまで来て車掌は乗客の無事を確認した。
 ところが・・・。

車掌の職場放棄 その2

2016年10月04日 06時03分48秒 | 日記
 日本のサービス業は海外の客から「素晴らしい。気配りがある」と絶賛されているらしい。たぶんことの起こりは三波春夫の「お客様は神様です」あたりが起源じゃないかと思う。でもこれで「お客さん」が「お客様」になってしまったため、きっと顧客は勘違いし始めたのではないだろうか? お客だって最低限のマナーがあるはず。駄々っ子のようにわがままが何でも通ると思ったら大間違いだろう。

 医療の現場でも大きな間違いを犯した。どこかの大学病院の看護部あたりがことの発端らしいが、患者のことを「患者様」とよばせることを始めたのである。これは瞬く間に全国の看護部ネットワーク?で広がった。でも患者はお客ではない。ましてやお客様でもない。
 医療というサービスを提供されてはいるのであるが、その中にはeducationも含まれているのである。患者の療養指導、生活指導、小児科であれば療養担当者(親)への養育に関する指導も含まれるのである。
 「患者様」などとよばれるとつい自分たちがどこかの店舗のお客様になったとでも勘違いされてしまうかもしれない。
 療養指導は十分患者自身に理解してもらい、自分で励行するmotivationにつなげなければならない。

 はたして「お客様」だとしたら上げ膳据え膳、つまり患者は自分から何もしない医療になってしまわないだろうか? 因果関係は不明だがMonster patientと呼ばれる病院クレーマーが増えたのもこのあたりからである。

車掌の職場放棄 その1

2016年10月03日 05時33分39秒 | 日記
 関西の鉄道の駅で、列車が遅延したことに対して乗客が車掌に詰め寄り罵詈雑言を浴びせた結果、車掌は「やってられない!」と制服を脱ぎ捨て、職場放棄し線路から逃走し、そして高架下に墜落、受傷した事件があった。鉄道会社はこの車掌の処分を発表したが、ネットでは乗客のクレームがひどすぎたことが原因であり、車掌に寛大な処分をするよう嘆願書が出回っており、なんとこれの賛同者が5万人にものぼっているという。
 確かに鉄道の遅延があると、難癖としか思えないようなひどいクレームを駅員につけている乗客を時々見かける。
 なんで電車が遅れると乗客は・・・、いや改札口の外での時もあるので「客」にもなっていない連中が駅員を責める光景をたびたび見かけるのか? 好き好んで鉄道会社も列車遅延させているわけでもないのに「お急ぎのところ大変ご迷惑おかけしてすみません」と謝らなければならないのか? 不思議である。
 そしてまた「自分は駅員よりも上」的な高飛車な態度で駅員につっかかるクレーマーもどき乗客はとにかく一層理解しがたい。駅員吊し上げたって電車は動かないのだからしょうがないじゃない。

大口病院入院患者死亡事件 その2

2016年10月01日 06時13分41秒 | 日記
 これら物品にまで鍵付き保管庫にて保管したらほとんどすべての資器材を鍵付き保管にしなければならず日常業務の仕事にならない。
 この記者の「事故が起こった → 物品管理義務に問題」という連想ゲーム的発想が貧弱なのである。この記者の言わんとすることを是とするなら、食品に異物混入される可能性のある飲食業界でも「食器洗剤は鍵付き倉庫に保管すべきである」ということと同じになる。

 論点は資器材の管理の問題ではなく、スタッフの中に犯罪者がいたことなのである。警察によって職員から聞き取り調査をしているがそのプロセスが重要なのであって、院長が資器材管理をきちんとしていなかったことが問題なのではない。この記者の「資器材を鍵付きに管理していれば今回の事件は防ぐことができた」「だから院長、あんたが悪い」と言わんばかりのインタビュー内容には辟易した。

 どこの世界にもどこの組織にも犯罪者のポテンシャルをもった職員はいるのである。このような職員がカギを管理していたなら「鍵付き管理」など意味がない。このようなスタッフを早期に発見するとしてもやり方によっては人権問題だとかブラック企業だとかマスメディアから格好の餌食になる。

 何かことがおこると、すぐ病院側の「管理責任」を追及し、病院の信用を失墜させる記者こそ社会悪であり、まさに「報道組織の中で犯罪者のポテンシャル」を持った人間じゃないかと思ってしまうくらいである。