またマスメディアの誤解を招く報道である。このような内容であると、まるで本来筋肉注射なのだが、やってはいけない静脈内投与を、しかも大量にしたと受け取られてしまう。
しかし本剤は禁注、静注どちらも可能である。静注するのは心肺蘇生の場合に適応がある。もちろん今回の事例では心停止の救命処置ではないためこの医師の判断は誤りで、静注は誤投与にあたるのでアウトである。
問題とするところはエピネフリン使用法について誤解を招きかねない報道内容であると思われる。
ちなみに現在一般的に広く心肺蘇生時に用いられている投与方法であるが、これは国内ばかりではなく世界的にも1回1mgを静注している。ところが添付文書の記載では、「蘇生などの緊急時には、アドレナリンとして、1回0.25mgを超えない量を生理食塩液などで希釈し、できるだけゆっくりと静注する。なお、必要があれば、5〜15分ごとに繰り返す」と記載がある。
ということで現在全世界だれもこの添付文書どおりには投与していないのである。
しかし本剤は禁注、静注どちらも可能である。静注するのは心肺蘇生の場合に適応がある。もちろん今回の事例では心停止の救命処置ではないためこの医師の判断は誤りで、静注は誤投与にあたるのでアウトである。
問題とするところはエピネフリン使用法について誤解を招きかねない報道内容であると思われる。
ちなみに現在一般的に広く心肺蘇生時に用いられている投与方法であるが、これは国内ばかりではなく世界的にも1回1mgを静注している。ところが添付文書の記載では、「蘇生などの緊急時には、アドレナリンとして、1回0.25mgを超えない量を生理食塩液などで希釈し、できるだけゆっくりと静注する。なお、必要があれば、5〜15分ごとに繰り返す」と記載がある。
ということで現在全世界だれもこの添付文書どおりには投与していないのである。