過日、縁あって津島という街にはじめて足を踏み入れました。
もう何十年も前、確か車で通ったことはあるのですが、どこをどう通ったのやらすべては忘却の彼方です。
駅前から天王川公園へ向かいました。
大きな通りを歩いてもつまらないので、ジグザグになり遠回りになっても、古い家並みの小路を行きました。
人の話し声、煮炊きするものの匂い、不意に猫が横切り、犬に吠えられる、これぞ人々の生活する空間です。
天王川公園は思ったより大きな公園でした。
この時期の売り物は延々と続く藤棚の景観なのですが、今年の「藤まつり」は4月の23日から5月5日までで、ちょうど私の自宅軟禁とそれに続く謹慎期間に相当したのでした。
そんな事で5月の中旬に訪れた私を迎えたのはもうすっかり散ってしまった藤棚と、池のあちこちでバシャバシャと戯れるでっかい鯉たち、そして、ノホホ~ンと日を浴びる亀たちでした。
それでも訪れた人たちは名残惜しげに藤棚の下を散策し、市民たちは池の周りでウォーキングや読書、そして昼寝などと思い思いに過ごしているのでした。
少し歩いて小腹が空いたので、駅の近辺でやや遅いランチをと思ったのですが、どこで何をたべたものかさっぱりわかりません。
こういう時は土地の人に聴くに限ると、通りかかった中年のおばさんに尋ねました。
緑陰の親子たち 絵を描いている子を見守っているお母さん 背中の赤ちゃんが…
教えてもらったのは食堂というより喫茶店です。でも中は広くゆったりしています。
おすすめランチのざる蕎麦定食を頼みました。
専門店ではないからとタカをくくっていた蕎麦はけっこう腰があって美味しく、専門店の盛り付けよりやや多めなのは蕎麦好きにとっては嬉しいところです。
この定食、コロッケが一個、野菜を下にした小皿で付いてきます。
メニューにコロッケ定食というのもありますから、それとの兼用でしょう。
それだけではありません。コンビニのそれより一回り大きいおにぎり(鮭入り)が一個付いてくるのです。それも握りたてでご飯は暖かく糊もパリパリしています。
握り方もコンビニのそれより柔らかく、これは人の手によるものだと思いました。
すっかり枯れ果てた藤棚 それでも満開時の華やかさを偲ばせる
これで、780円ですからお値打ちでしょう?
と思っていたら、「お飲み物はなににしましょう」とのこと。
聞けばお好みのドリンクが一杯付いてその値段だとのこと。
ホット・コーヒーを頼みました。
もとより喫茶店ですから、ちゃんとしたものを出します。
恐るべし、名古屋、及びその周辺の喫茶店文化!
表へ出て、さっきのおばさんにお礼をと思いましたがその姿は見えませんでした。
なんだか、「藤の仇をざる蕎麦定食で」といった話になってしまいましたが、それでも、体を馴らすにはいい機会でした。
次は藤の花がある間にと思いましたが、その時期だったらこんなにのんびり歩けませんよといわれて、さもありなんと納得した次第。
もう何十年も前、確か車で通ったことはあるのですが、どこをどう通ったのやらすべては忘却の彼方です。
駅前から天王川公園へ向かいました。
大きな通りを歩いてもつまらないので、ジグザグになり遠回りになっても、古い家並みの小路を行きました。
人の話し声、煮炊きするものの匂い、不意に猫が横切り、犬に吠えられる、これぞ人々の生活する空間です。
天王川公園は思ったより大きな公園でした。
この時期の売り物は延々と続く藤棚の景観なのですが、今年の「藤まつり」は4月の23日から5月5日までで、ちょうど私の自宅軟禁とそれに続く謹慎期間に相当したのでした。
そんな事で5月の中旬に訪れた私を迎えたのはもうすっかり散ってしまった藤棚と、池のあちこちでバシャバシャと戯れるでっかい鯉たち、そして、ノホホ~ンと日を浴びる亀たちでした。
それでも訪れた人たちは名残惜しげに藤棚の下を散策し、市民たちは池の周りでウォーキングや読書、そして昼寝などと思い思いに過ごしているのでした。
少し歩いて小腹が空いたので、駅の近辺でやや遅いランチをと思ったのですが、どこで何をたべたものかさっぱりわかりません。
こういう時は土地の人に聴くに限ると、通りかかった中年のおばさんに尋ねました。
緑陰の親子たち 絵を描いている子を見守っているお母さん 背中の赤ちゃんが…
教えてもらったのは食堂というより喫茶店です。でも中は広くゆったりしています。
おすすめランチのざる蕎麦定食を頼みました。
専門店ではないからとタカをくくっていた蕎麦はけっこう腰があって美味しく、専門店の盛り付けよりやや多めなのは蕎麦好きにとっては嬉しいところです。
この定食、コロッケが一個、野菜を下にした小皿で付いてきます。
メニューにコロッケ定食というのもありますから、それとの兼用でしょう。
それだけではありません。コンビニのそれより一回り大きいおにぎり(鮭入り)が一個付いてくるのです。それも握りたてでご飯は暖かく糊もパリパリしています。
握り方もコンビニのそれより柔らかく、これは人の手によるものだと思いました。
すっかり枯れ果てた藤棚 それでも満開時の華やかさを偲ばせる
これで、780円ですからお値打ちでしょう?
と思っていたら、「お飲み物はなににしましょう」とのこと。
聞けばお好みのドリンクが一杯付いてその値段だとのこと。
ホット・コーヒーを頼みました。
もとより喫茶店ですから、ちゃんとしたものを出します。
恐るべし、名古屋、及びその周辺の喫茶店文化!
表へ出て、さっきのおばさんにお礼をと思いましたがその姿は見えませんでした。
なんだか、「藤の仇をざる蕎麦定食で」といった話になってしまいましたが、それでも、体を馴らすにはいい機会でした。
次は藤の花がある間にと思いましたが、その時期だったらこんなにのんびり歩けませんよといわれて、さもありなんと納得した次第。