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「梅一輪次の一輪なき寒さ」 これが梅まつり?

2013-02-17 03:52:03 | 花便り&花をめぐって
 「4600本の梅林 ひとあし早い春をみつけませんか」というキャッチフレーズにつられて、今日から梅まつりという知多市の「佐布里池梅林」へわざわざ岐阜からとある団体でバスをチャーターし観梅に行きました。

 

 今日が初日とあって、開催式があり、地元のエライさんが地域活性化が云々という挨拶をするなどのセレモニーがありました。
 で、入園しあちこち回ったのですが梅は固い蕾のままです。何処かに早咲きのものがあるはずだと探したのですがそれらしいものもありません。みんな固い蕾のままです。

 みんな岐阜から行った人で、南の知多なら咲いているかもと期待をしていっただけに怒りだすひともいました。岐阜にも結構規模の大きい梅林公園というところがあり、そこの梅は種類が多様なので、もう咲いている梅も結構あり、それを巡るだけで観梅ができるのです。
 それに比べてここの梅は、観梅ではなく「完敗」です。

 

 やはりこれは詐欺のようなものです。梅林と名をうち、外部の観光客を迎え入れるなら、当然早咲きのものも用意すべきです。
 それができないのなら、梅祭りの開催を遅らすべきです。
 入園料がないからいいものも、有料なら「料金を返せ」というところです。

 時々、風花が散る寒さの中、私たちは不平ブウブウ、早々とバスに戻ったのでした。
 幸い、私は咲いている一輪をみつけました。それが最初の写真です。
 バスに戻ってからそれをいうと、「え、咲いてた?」とみんなに羨ましがられました。

 

 「梅一輪一輪ごとの暖かさ」という服部嵐雪の句がありますが、私たちが経験したのは「梅一輪次の一輪なき寒さ」でした。
 もう岐阜の人は二度とあそこへはゆかないでしょうね。
 

コメント (3)
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