昨日、午後からの所用の帰り、近くの鎮守様の境内を横切って帰る。
全体にはちょっと暗いところだが、紅葉がポイントのように点在している。
寒さがいや増しに増し、身も心も冷たい(ありふれた言い回し…笑)が、視覚の明るさはそれらをいくぶんか和らげてくれる。
気がつけばもう師走。年齢を重ねると年月の推移が早くなるのは、子供の頃や若い頃と違って、感動し立ち止まることが少ないからだと「チコちゃん」がいっていたが、そうなのかもしれない。
師走といっても、この歳、さほど用件もないのだが、それでも通常の月にはない要件が2,3はあって、それらが済まないうちには落ち着かない。
鎮守様を出て帰途につく。
もう何十年も忘れていた歌が頭に浮かぶ。周りに人がいないのを幸い、少し口ずさんで見る。子供の頃の感傷が蘇ってくるようだ。
帰宅し、You Tube で改めて聴いてみる。歌詞もメロディも単純そうだが、歌詞の日本語のイントネーションとメロディとが幸せな結合を見せていて、その調和が美しく、かつ両者の出会いによる深みがあるように感じた。
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言語論的転回以降、その一端として、単なる伝達機能にとどまることのない言葉のもつマテリアルな面が強調されたりするが、その言葉のもつイントネーションもまたマテリアルの一端を担っているのだろうと思う。だからそれは詩になり、音楽にのることとなる。