師走もあと五指に足りぬ頃となった。今頃やっと年の瀬超え作戦の開始。
怪しげな空模様のなか、洗濯物を乾し、農協の朝市へ。おせち用と正月期間中の野菜を買い込む。ついで業務店専用食品店アミカへ。それでもなお足りぬものを求めて一般のスーパーへも。やっと百合根を入手。
これでなんとかおせちの材料は整う。私のそれは、海なし県岐阜は西濃の農家に代々伝わる田舎料理のアレンジ。だから、エビ・カニの豪華なものはなし。海産物はカヅノコとタツクリぐらい。
三店舗回るだけでけっこう疲れる。帰宅し荷解き、収納。
漬物など、いまからでないと正月に食べられないものを仕込む。
赤カブ、白カブの各甘酢漬け、これは人参と大根の膾(なます)の代わりだ。
白菜は、乾して樽漬けは間に合わないかもと思い切り漬けにした。
夕刻、赤カブの酢漬けをチェックしたら、輝くような赤色に染まって、味もまあまあ。
これは八年前に他界した連れ合いの好物だった。
そういえば、買い物ついでに花を求め、それに自宅の白南天と赤南天を加えて連れ合いの供花とした。
時々、陽が射す怪しげな天候だったが、朝一で乾したせいで洗濯物はなんとか乾いた。
あと三日か。苦手な掃除があるし、同人誌の締め切りも迫っている。嗚呼!