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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

第一回目のワクチン接種など。

2021-06-12 17:17:13 | よしなしごと

 ワクチン接種につき、やめた方がいいという見解もあるようだ。私がネットで見たものは、何やら陰謀論的な視点で書かれていて、この接種によって注入された液体を通じて、私の身体的情報が一元的に管理され、将来の私の行動すら規制されるとするもので、まあ、これにはいわゆるエビデンスはあるまいと思い、受けることとした。

         

 もちろん、ある種のリスクを伴うことは事実だろう。しかし、幸い、たいして清潔で純粋な環境で育っていないこともあって、いわゆるアレルギーはほとんどない。多少あってもなんとか乗り越えてしまう。多少の痛みには強いのだ。

            

 岐阜市に住みながらその中心部での接種には恵まれず、やっと巡ってきたのは、岐阜市の東北のはずれ、車で30分ほどの場所でのそれであった。しばらくは、近くのスーパーぐらいしか行っていないので、運転の手慣らしのためにもいいだろうとそこへ出かけた。

            
 
 岐阜市立岩小学校。校庭に駐車し、体育館が会場。今日明日が集中接種とあって結構な人たちがいた。流れ作業で、各所で少しずつ待たされはしたが、接種まで30分、その後の待機時間を15分と45分間で終了。まあまあの結果だ。

         

 大変なのはスタッフだ。私のようなわけのわからないジジババが押しかけているのだから、それに手順を理解させ、必要な書類をチェックし、番号を呼んでも出てこないのを懸命に探したりとその労苦が偲ばれる。面談する各スタッフにせめてものエールをと、「ご苦労さまです」と声をかける。

            

 最後の接種証明の担当は明るい感じの若い女性。現れた私に、「ハイ、お疲れさまでした。次は6月3日で~す」と元気に声をかける。
 「エ~ト、6月でなくて7月ですね。あなた、やはり疲れているんじゃない」と笑顔で指摘する私。笑顔といってもマスク越しだが、それが通じたのか、その女性、けたたましく笑って、「ありがとうございま~す。ハーイ、7月の間違いでしたっ」。
 笑い上戸なのか、しばらく笑っていた。

         

 会場の辺りは田園地帯。帰途は別ルートで各務原市を通る。しばらく走ると各務原市役所前。近くには、晩年まで付き合いがあり、数年前に亡くなったこの市に住まっていた高校時代の友人が入院していた病院、彼を弔った葬儀場もあった。
 さらに行くと1944(昭和19)年、亡き父が、軍隊にとられる前に、徴用工として働かされていて、母とともにたまの面会日に弁当を持って逢いに来た、各務原飛行場とそれに伴う航空機製作所もあった。

         
 今日は、その後の予定もあったのでやめたが、次回、接種のあとは、それらの跡地を訪ねてみようかとも思った。
 接種後3時間近くが経ったが、何の異常もない。接種した医師に、今宵の飲酒は?と尋ねたところ、私も飲みました、との答えが。

            

 少しでも早く蟄居生活から解放されたい。このままだと心身の老化が一層進む。身体が効く限り、行きたいところも、したいこともイッパイあるのだ。残り少ない時間をかくも制限されるのはまっぴらだ。


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