チェッ、だろうか。エッ、だろうか。それともア~ア、だろうか。
どんな接頭詞も似合いそうにない私の誕生日。
82歳という未経験の領域に入ることとなった。
心身ともに能力の減退は明らか。
人生の後退戦の、しかもその終盤に至って、どんなポテンシャルが残されているというのか。
すでにしてかなりの優れた友人たちを失ってきている。
そんななか、傍目には、著しく劣化した生きる術を奮い立たせ、掻き立てながら、たんに悪あがきをしていると見えぬこともあるまい。
妙なところでトンガッて、往生際の悪さを曝していると見えるかもしれない。
まあ、それらはみな当たってているのだから仕方ない。
まあるい、穏やかな、全てを包み込むような晩年…なんてくそくらえだ。
「なあに、案ずることはない。どうせ野垂れ死に覚悟で生きてきたんだろう」とつぶやいてみる。そして、「そうだよな」と応じてはみるものの、それも覚悟しきったそれとはいささか違い、歯切れがよくはない。
しかし、それが私の82歳なら、「ウィ」といってすべてを引き受けるほかないだろう。
写真は誕生日の花だ。農協の花売り場で、自分で撮してきた。
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これからも存分に何事も続けられる方ですよ!お誕生日おめでとうございます。
またまたご本をお送りくださりありがとうございます。楽しみに読ませていただきます。