六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

【アジテーション】怒れ!飲食店よ!

2021-07-15 01:26:23 | 社会評論

 あまりリアルな政権批判は血生臭くなるのでそんなにアップしてこなかったが、今回は腹に据えかねるので書く。

 ガースー政権は、今回の緊急事態宣言に伴い、飲食店に酒類を提供させないため、まずは金融機関から圧力をかけることを選択した。それが批判されるや今度は、酒類の卸問屋が酒の販売をチェックすることを求めた。それをも批判されると、渋々取り下げた。

 私は元飲食店の店主である。それだけに今回のこれらの措置にはハラワタの煮えくり返る思いで接している。
 これではまるで、飲食店こそがコロナ蔓延の真犯人であり、その排除こそが必要であり、これをあらゆる権力を用い、寄ってたかって取り締まることが問題の中心であるかのようではないか。果たしてそうなのか?そのエビデンスはあるのか?

 実際のところは、このコロナ禍のなか、もっとも痛めつけられてきた業種のひとつが飲食業であり、すでに、数え切れない店が倒産、廃業、閉店に追い込まれている。
 残っているところも、青息吐息であり、ギリギリの綱渡りでなんとか凌いでいるのが現状なのだ。ようするにこの業界は、加害者ではなく、まさに被害者なのだ。

 にもかかわらず、ガースー政権は、飲食業をスケープ・ゴートにし、自らの無策を糊塗し、乗り切ろうとしている。
 そして一方では、誰が考えても危険極まりないオリンピックを、ガースー政権の浮揚策、ようするに、一党一派の狭小なメリットのために強引に開催しようとしている。
 これは、おのれが浮上するためには、飲食業界は死ねというに等しい。

 飲食業界はすでにこれらの措置に怒っている。
 バイトを含め、その配下に2万人を擁するイタ飯チェーン店・サイゼリアの社長は、昨14日午後、それら2万人の人々へメッセージを送り、今回の措置を踏まえて、その怒りを次の選挙への投票行為に繋げようと訴えている。
 あからさまに、自公への投票拒否を訴えてはいないが、その趣旨はどう考えてもそうである。

 繰り返すが私は元飲食店の店主である。だからころ、現今、その経営に苦慮している店主やその業界で働いている人たちに訴えたい。
 あなたたちは、コロナ蔓延の加害者ではない。むしろこの事態での最大の被害者なのだ。したがって、政権の無策のしわ寄せによる金融や流通を通じての強権による抑圧に一切屈する必要なない。

 怒れ!飲食業界よ!
 そして、被害者としての補償を堂々と求め、しぶとく生き延びてくれ!

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【読書ノート】哲学者も老い... | トップ | アメリカザリガニの駆除? ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (はなしずらお)
2021-08-25 20:55:27
まったく、あなたの言うとおり、データで出てるでしょ、6割超は家庭内感染なんですよ、に対し飲食店起因はたった3%ですよ。小学生でも、分かる事がスガーリンや緑のタヌキは分からない!そんな奴らに対策など出来る訳がない、バカ爺さんは感染大爆発させる為か、自宅療養と言う名の自宅放置。だから、1年半前から言われたろ、検査検査検査、隔離隔離隔離せよと、もはや、これは人災だと思うよ。だから、デフレからの脱却すら出来ないのだよ、25年以上だぜ、独裁政権、何一つ公約を守れない浪費家タヌキを駆除しないと日本はアジア最貧国、発展途上国の仲間入りだ、皆で現バカ政権をぶっ潰すしか無いと思います。
返信する
Unknown (六文銭)
2021-08-25 23:44:47
>はなしずらおさん
 コメントありがとうございます。
 また飲食店の立場へご理解を賜り、重ねてお礼申し上げます。
 コロナの当初はともかく、ここまでの感染拡大はおっしゃるように無為無策による人災だと思います。それを、飲食店のみを悪者であるかのようにいじめ倒しているのです。
 私の周辺でも、多くの店が、ろくな補償もない厳しい規制に耐えかねて、泣く泣く閉店いたしました。
 現政権を打倒することには諸手を挙げて賛成致します。本当にこの国は、この間、品性もなにもない下劣な国に成り下がったと思っています。
 またお立ち寄り下さい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。