7月20日は海の日だと思っていたら、いまは7月の第三月曜だそうだ。そして今年は、カレンダーでは真っ黒な22日23日が連休だという。
もう、何が祝日なんかはさっぱりわからないし、その理由もよくわからない。
私が生まれた頃の、紀元節、天長節、明治節、新嘗祭などのほうがそのいわれも含めて遥かにスッキリしていた。もっともこれらは皆、天皇制を基軸とした祝日で、その方がいいと言ってるわけではないから誤解はしないでほしい。
名古屋広小路通り西日を浴びたハイビスカス・1
で今年の私の7月20日だが、7月二回目の名古屋訪問で、二人の人物と逢った。
最初は、10代後半からだからもう60年以上の友人との話で、この間、必要最小限の会合などに出て「意見の交換」などはしたことがあるが、個人的なぶっちゃけ話からはかなり遠ざかっていたので、なんか澱がすっかり降りたような気持ちになることができた。
どんなくだらない話でも、聞いてくれる友がいることはありがたいことだ。
友人と話したコーヒー専門店の店内
その後、今度は初対面の人との出会いであった。
すでに、研究成果をまとめた著書も出されている名古屋大学の国際開発研究科の先生で、私のブログや同人誌の記事からみて、現今の氏の研究課題に何か参考になればとお目にかかることになったのだ。
氏のこれまでの研究成果をまとめた写真のような書をいただいたが、今回お目にかかったのは、この件ではなく、新しく取り組んでいらっしゃる研究対象に関してであった。
結論からいうと、その研究課題とされている出来事などが生じたころ、私はまだ成人に達しておらず、後刻、先達から聞きかじったほんの僅かのことしか申し上げることができなかったのは残念であった。
しかし、氏との話し合いは私にとっては刺激になり、有意味なものであった。
とりわけ氏は、かつて私が居酒屋をしていた折の顧客で、その後、やはり日本近代史研究分野の学者(和光大学教授)となった道場親信氏とも同分野でかなり交流があったとのことで、その思い出なども共通の話題になった。
名古屋広小路通り西日を浴びたハイビスカス・2
敢えて「思い出」というのは、この道場氏、戦後の各地のサークル運動などをオーラルヒストリーの手法で情報収集をしていた際、私も2,3箇所に立ち会ったこともあり、また、私も所属していて10年近く続いた同人誌「遊民」の熱烈な応援者でもあったのだが、5年前の2016年、わずか49歳で急逝してしまったからだ。
したがって、彼についての話はつらい「思い出」になってしまうのだ。
名古屋広小路通り西日を浴びたハイビスカス・3
それぞれまったく違った人との面談ではあったが、基本的にはまだ蟄居に近い生活を強いられているなか、久々に人と顔を突き合わせて語り合う時間がもてたことは幸せだったし、意義あるものだった。
むかしからの友人とは、これからもお互い可能なあいだは率直に話を交わす仲でありたいし、初対面の東村氏とも、今後何らかのつながりがもてそうな予感がする。
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