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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

光と闇と六の時事川柳 07.6.3

2007-06-03 14:20:08 | 川柳日記
 

<旧約聖書より>
 「光あれ」と神が言った。すると光があった。
 神は光を見てよしとし、光と闇とを分けた。


    

<旧約聖書・異本>
 「闇あれ」と政治家は言った。すると闇があった。
 政治家は闇を見てよしとした。なぜなら、闇は政治家の懐を潤し、その権力を増したからである。

 
 

<旧約聖書より>
 また神が言った。「水の中に大空あれ、そして水と水とを分けよ」。
 するとそうなった。神は大空を天と呼んだ。神はこれを見てよしとした。


    

<旧約聖書・異本>
 また政治家は言った。「水の中に還元水あれ、そしてただの水と分けよ」
 するとそうなった。政治家は還元水を政治資金として懐へねじ込み、これをよしとした。


 

<旧約聖書より>
 また神が言った、「見よ全地の表にある草や実のすべてをお前たちに与える。すべての野獣、すべての空の鳥、地を這うすべての生き物にはこれがお前たちの食料となろう。」

 

<旧約聖書・異本>
 また政治家は言った。「見よ全地の表にある利権や権益のすべてをお前たちに与える。すべての官僚、すべての財界、すべて地を這う天下りには、これがお前たちの蓄財になろう。

  かくて政治家の作りたもうた闇の中で、各種の蓄財が行われた。談合、年金とばし、裏金などなどが神の手厚い保護のもとで溢れた。
 しかし、政治家の巧妙きわまりない隠匿にもかかわらず、それらを逸脱し、やがて、闇の一部が外部に漏れそうになった。
 政治家は、漏れてしまった闇と、まだまだ漏れそうにない闇とを分けた。
 そして漏れてしまった闇を切って捨てた。捨てられた闇はその生命を断たれた。
 政治家は安堵して、まだ漏れていない闇を「美しい」と名付け愛撫した。


 *写真はイメージによるもので本文には関係ありません。
 

<今週の川柳もどき> 07.6.3

 還元水飲み過ぎたのか死に至る
 明るみに出た闇だけを切り捨てる
 部下殺し生き残ってる美しさ
 三人の死臭がまといつく政府
 (松岡氏と安倍総理
  
 政治家の年金だけは消えもせず
 誤りを正す経費がン億円
 (ああ、年金!)
  
 安いDELLでも売れなくて足がデル
 (パソコンのDELL10%のリストラ)

 青白に日の丸の出番なし
 (大相撲新時代)
コメント
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