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数日前(とその前も)ご紹介した、越後(新潟)で生産された北海道向けの焼酎徳利「松郷屋焼」。
さらに調べてみると(しつこい!)、も一つ興味深いことが判明しました。
出所は、「湊町新潟の歴史と文化を愛する市民サークルです」という「新潟ハイカラ文庫」さんというサイト。
そこに「福島(大堀)相馬焼と新潟松郷屋焼の縁」というページ(記事)がありました。
それによれば福島県・相馬と越後との縁は、天明の大飢饉後、相馬が越後から多くの移民を呼び込んだことに始まるそうです。
そして相馬に移り住んだ人々(やその子孫)の中に、相馬の焼き物である大堀相馬焼の技術を習得し、越後に里帰りした人がいて、地元の越後で窯を築き独立し「松郷屋焼」が成立したというのです。
つまり、新潟松郷屋焼のルーツは、福島の大堀相馬焼、ということ。
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相馬焼、知っていますよ、というか、ウチでも取り扱ったことのある酒器です。
こんなの
先般ご紹介した松郷屋焼と比べてみて、、、、、正直、あんまり似ていませんね。
(先般の使いまわし)
ただ、確かにどちらも芸術品的な気取りは少なく、生活雑器的な温かみがある部分は共通しています。
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そんな中、思ったのは、もう一つの類似性。
実は大堀相馬焼の窯はあの福島第一原発から約10キロの場所にあり、地震により各窯元さんの窯が壊れたのはもちろん、原発事故で避難を余儀なくされています。
しかも、相馬焼の特徴の一つ「青ひび」はこの近辺で採られる石由来の釉薬によってできるということで、相馬焼は原料も、窯も、造る人、その全てを原発事故によって奪われたということ。
現在、組合が二本松市に共同の窯場なども整備されましたが、まだまだですし、政府は、というと、昨日触れたように、オリンピックに呆けています。
そして、新潟の「松郷屋焼」。
現在の住所は新潟市西蒲区ですが、新潟市に合併される前は「西蒲原郡巻町」。
そう、この町で計画されていた「巻原子力発電所」の建設の是非を問う、全国で初めての住民投票が行われた町。
この住民投票では原発反対派が大差で勝利し、数年後、原子力発電所計画が撤回されました。
「親」の大堀相馬焼は原発事故で多くを失いましたが、その「子」の松郷屋焼は、今も続いています。
これも何かの縁、というより、しっかり考えていかないといけない事実ですね。
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