牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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豊多摩の人々はどこのお酒を飲んでいたのでしょうか。

2022-05-04 10:31:28 | 附属酒類経済研究所
                        


ちょいと足を延ばして神田川から善福寺川へ。





川沿いには井戸も。






源流は善福寺池。周囲は雑木林など、武蔵野の面影を残すようないい感じの公園になっていて、五月ということで鯉のぼりが泳いでいました。





池の端の斜面には善福寺池のさらに源流となっている遅の井の滝(←復元らしい)も。






この辺り、湧水に恵まれているようですね。すぐそばにはとても立派な井草八幡宮もあるし、それなりの町だったのでしょう。






と、すれば、昔は造り酒屋の一つもあったのかな、と調べてみると、、、、







恐らく大正の頃の醸造家リストですが、東京府の「清酒」のところ(他には「醤油」がある)を見ると、9軒しかありません。
それも末尾にある、岩淵町「小山酒造合資会社」(先年廃業となった赤羽の丸真正宗さんですね)以外は北多摩1軒、西多摩7軒のみ。井草界隈は豊多摩なので、蔵元さんはなかったことになります。

この辺りの皆さんはどこのお酒を飲んでいたのでしょうね。



コメント
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