きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

父の日

2007-06-17 | 父の記録と母の思い出
今日は父の日でした。

妹に父の日のプレゼントをどんなものがいいか相談してみると、「ちょうどシャツが切れて買おうと思っていたところなの」と言う返事であった。

と言う訳で、私は下着を買って軽く包装してもらうのだった。2着一袋の一番安いのではなく、汗の吸収がいいらしい少し高いヤツにした。
最近、父は5分経つと会話がまた最初に戻るようになっていた。ぶっちゃけ、プレゼントをしてもその事を覚えていられるのは5分程度のように思われた。

包装をしてもらっている間、昔、父が通っていたスナックのおかみさんに会った。娘と孫と買い物に来ていたらしい。

「お父さん元気?」
「あ・・あぁ、まぁ・・・でも最近はお酒も止められていて・・外にもほとんど出ないんです。」
「お兄さん(父の兄)は?」
「あぁ~!お兄さんは元気ですよ!相変わらず。」

このおかみさんは、ご主人と小さなスナックを切り盛りしていて、いい感じだった。
娘さんは遠くに住んでいると聞いたけど、里帰りしてきたのだろうか。
もう2年位このお店には行ってない・・・でも、父がボケてきてたことは薄々わかっていただろうと思う。

父も最近、デイケア以外は外に出なくなった。
また出ても、もう家に戻ってこれないだろう。

こうして考えると、確実に毎年父の老いは進んでいる。
生きているのの行き着く先はこれなのだろうか。
どんなお金持ちでも地位のある人でも、こうなるのか。
命って短いんだなぁ。。。。
 
たまには親孝行しないとなぁ・・・

シャツを持っていくと、父は部屋で寝ていたのかもしれないが、すくすく起きて来た。そしてプレゼントも喜んでいた。

もしかしたら、いつかこんな事も過去の思い出になってしまうのだろうか。
そんなの、イヤだなぁ。。。