元旦の朝日新聞のTOPは【地球温暖化危機】の記事だ。
K女史は温暖化の事を考えると心臓がバクバクしてくるそうだ。ガソリンをこれから地球にやさしいバイオエネルギーに変えようとしているが、そのためにジャングルの木々がどんどん伐採され、畑に変わっているために、かえって二酸化炭素が増えてしまっているらしい。それもK女史が教えてくれた。
そして、K女史は「温暖化のニュースを読んでいるキャスターが長袖を着ているんです。温暖化と言いながらTV局はエアコンを何度に設定しているのかしら?」と言っていた。(当時は真夏の暑い頃)
温暖化温暖化と口では言いながら、K女史のように心臓がバクバクするほど、地球を心配している人間は一体どの程度いるのだろうかね。
私は車に乗れるようになってから、自転車で買い物に行くのがバカバカしくなった。近くに家電屋はないが、会社の車に乗っていけば手軽に行ける。私はもう車で行ってしまう。
今までは自転車でえっちらおっちら坂を登っても行く事が当たり前だったのだが、車に乗れればそれが当たり前ではなくなる。そして人は車ナシではいられなくなる。
服も同じ。
本当は一つの服で10年は着れるはずなのに、流行だか何だかで新しい服を買う。
それも冬でも半袖だったり、真夏でも長いジーンズだったりする。何処に行ってもエアコンが効いているからそれで済むのである。本当に地球の事を考えたら、エアコンを止めて半てんでも着たらいいじゃないか、と思う。そもそも真夏にあのジーンズの長ズボンを履いているのは、どう考えても不自然だ。
しかし、そんな事を言っては自動車屋も服屋も儲からないから、やはり地球より車を乗り回し、服を買いまわしさせねばならないのである。
そんな矛盾が日本のあちこちに転がっている。
私は周りがするなら、お風呂を一日おきにしてもいい。
服もシーズンに1~2着買う程度だが、もっと頻度を抑えてもいい。
洗濯も下着と靴下は洗いたいが、あとは水の無駄と言われれば冬が終わるまで洗濯しなくてもいい。(だって汗もそんなにかかないもん)
掃除も髪の毛が少々落ちてても気にならないので、掃除機もそんなにこまめにしなくてもいいと思うのだが。
しかし、周りにそんな事までしている人はいない。
だから、私もやればできるけどしない。
風呂には毎日入るし、服もなくても済むかもだけど、買う。
車の練習も毎日している。
温暖化と口で言うのは簡単だ。
しかし、本当に自分を犠牲にしてまでどうにかしようと思っている人は、果たしているのだろうか。温暖化という言葉だけが独り歩きしているようにしか思えないのだが。