きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

天使がピヨピヨ

2008-02-22 | 前の会社
今日の朝、事務所に行くとまたIさんが「sakeちゃん・・・」と意味ありげに呼びに来た。
どうしたんですか?と後をついていくと、昨日植えた苗が霜でやられていると言うのだ。

「お店の人も、霜でこの時期は難しいような事を言ってましたよね。(ーー;)」
「ダンボールでカバーするといいとか言ってたよね?」
「(屋根のポーズで)こんな感じ??あ!夜はビニールをかぶせておけばいいかも!」
「それなら、簡単にできるよ。^^」

そして、Iさんは午後になると「天使のナミダはこれだけだと寂しいから、もう少し買ってくる。あと花もないと映えないよね。」と出て行った。

それと入れ替わりにやってきたのが、Yさんだ。
私は「Iさんと作った花壇見ました?」と言った。

「会社がこんな瀕死の状態なのに誰かサンが作った花壇ですね。」
「いやぁ~私も手伝いながら、仕事はお留守でいいのかな?とは思いました。」
「いいわけないでしょ?あそこにお花が咲いていた所でお客さんは来ますか?」
「あれ、お花じゃなくてパセリなんです。あとミントと天使のナミダ。」
「天使のナミダぁ~?!」
「はい、ネーミングが可愛いので、Iさんと買ったんです。」
「天使のナミダですか。」と言いながら、Yさんはピヨピヨひよこのマネをした。

「私がこうして仕事を取ってきても、天使のナミダで(利益は)チャラ。。。。」
「あぁ・・うぅ。それを言われると困ります。でも上司の命令だったので、従ったまでです。」
「そうですか、sakeさんも同罪ですね、ピヨピヨ。」
「同罪と言うか・・業務命令です。」
「MTも呆れてますよ。ピヨピヨ。」
「うぅ。」


そして、私はYさんと請求書の打ち合わせをした。
帰る頃には他のメンバーも事務所に戻ってきた。

そして、私は帰ろうとすると、またIさんが「sakeちゃん・・・」と呼ぶので、一緒に玄関先に行った。
Iさんが指差す先には、ビニールで覆われた花壇があった。

「あ!これなら霜もおりないかも!」
「うん。それでさぁ、明日オレ一日中いないんだ。様子を見ながらあまりに蒸すようだったら、昼間はビニールをはずした方がいいのかな?って。」
「あぁ、分かりました。やっておきますね。^^」

と言いながら、他の社員のみなさんの冷たい視線を背中にあびつつ、私は帰路へ急ぐのだった。