きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ノックアウト

2008-08-03 | 巷の話題
昨日の続き。

高校野球の出場校の部員が事件を起こしてしまったが、予定通り出場できるようになった。
それも賛否両論があるらしい。
 
私はどちらかと言えば、「罰は個人が受けるものであって集団で受けるものでもない」と考える派。でも、それが正しいかどうかは分からない。

その一方で、野球部が辞退しないのはおかしいと考える人もいる。
私が気になるのは、必ずそう言う人たちは口を揃えて「被害者の気持を考えろ」と言う所だ。

被害者、被害者、被害者。
こう言う場面で直面するこの盾のような言葉がどうしても引っ掛かる。
全員で大きな声で罵倒して相手をノックアウトさせる事が、本当に被害者の心を晴らすことなのか。

それも無いと言ったら嘘になるかもしれない。
でも、本当に傷ついた人は戦うことよりも、包み込む手を必要としているかもしれない。
いや、それはどうか分からない。当人でなければ。
でも、復讐が全てなのか。

罵倒したい人は、本当は自分が何かに罵倒したいだけではないのか。
ネタがほしいだけではないのか。


どうしようもなく降りかかってくる不幸はある。
でも、同じ苦しみを相手に与えれば本当に自分が救われるのだろうか。
私はそのような不幸を味わった事がないから、暢気な事を言っているだけなのだろうか。

分からないな。