きっと、いいことあるよね!

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お出かけ写真と料理など。

国土何とか省からの手紙

2008-08-01 | 今の会社
昨日は社長が大変だった。

国土何とか省からいきなり「来年の10月から住宅の新築をするには(いつ倒産しても被害がないように)国に供託金(2千万とか)を預けるか、掛け捨て保険に入らないと契約させません」と言う内容の封書が届いたのだ。

私は日頃ニュースを知らないから、「へぇ、そうなの?」と思って社長に渡したのだが、これが新聞を読んでいる社長でも知らないような事件だったようで、ものすごく怒り狂っていた。

そりゃそうだ。
こんな小さな会社に何千万も国に預けるお金なんてあるものか。
その掛け捨て保険って言うのも、民間の保険会社では扱えないようなもので、第三セクターのような所でないと扱ってないらしい。


・・ふぅ。
これでまた、来年もボーナスは夢のまた夢か。(ーー;)

なぁにが第三セクターだよ。
税金の無駄遣いめが。

建築会社なんて、今じゃどこも悲鳴あげてるのにさ。
だからみんな倒産しちゃうんじゃん。
その状況を政治の力でどうにかしようともせず、倒産しても迷惑掛からないようにお前ら銀行から借りてでも保険を掛けろとは。
お上も非情極まりないもんだねぇ。
 
社長も言ってた。
「なんで建築だけがそうなるんだよ」って。
他の品物だって、電化製品だって、その会社が潰れてしまえば、もうそれまで。
何の保証も無い。他の業界でそのために供託金を国に預けるなんて話はない。

なのに、家だけは潰れても修繕できるように最初からお金を国に預けろと言う。
そうしなければ、仕事ができないようにしてやる、と言う。

この横暴さはどこから来るんだろう。
建築業界がみんな瀬戸際でやっと食いつないで居るという現実を知らないのか。

何の営業をしなくても税金でお飯を食える人たちの考えることなんて、結局その程度なんだろうな。
それもTVでもニュースでもろくに話題になることはなく、ある日突然の奇襲攻撃で始まってしまうとは。