きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

子育てにかまけて

2010-11-13 | 母子家庭だから思うこと
nanuさんに「その後息子はどうよ?」と訊かれたので、「ガッコー行ってますよ」と答えた。

「じゃ、よかったじゃん」みたいな言われ方をするけれど、「とりあえずなんです。今年はもう単位取れてませんから、困ったものです。」と言うと、「オレ等の頃と違って今の子は分かりにくいからな、だって時代もネットと携帯だろ?」みたいな話になるので、「そうなんですよ、生きていてもしょうがないなんて言ってますからねぇ。」と言う。

「なんで?」
「この前言ってたのは、母子家庭でビンボウだし、就職にもなかなか付けそうにないし、付けても年金負担とか大変でこの先明るい未来が無さそうだからみたいな感じでしょうか。」
「オレも母子家庭で貧乏だったけど、楽しかったぞ。父親の事を言ったりするのか?」
「あぁ、この前初めてそれを言われてビックリしました。」
「いまどきの子は違うんだな。」
「keke=いまどきなのかどうか分かりませんが。。。私も両親揃っていてもギスギスしてる家のが居心地悪いよと言ったんですが、【でも裕福】と言われました。」
「オレんちも今から思えば貧乏だったぞーでもそれをそう思ったことは無いぜ。」
「私の育て方も悪かったんだと思います。私も生きていてもしょうがないって(kekeには言わなくても)心のどこかで思ってますからね。」
「sakeさんもそうだったのかい?」
「【だった】ではなくて、現在進行形です。」
「なんで?」
「この先生きてても一人ぼっちだから、あまり意味が無いんですよ。」
「オレだって1人だけど、小さな喜びを感じてるぞ。」←最近別れたらしい。
「13年も14年も1人ぼっちなのとは又違いますよ。」
「YKさんだってそうだろ。」
「あの人はY子の店があれば、楽しいんです。とにかく違うんです。」
「毎日小さい事でも考え方を変えれば喜びはみつかるものだよ。」

プチ。

「そんなの分かってますよ!毎日半額の弁当並べてあぁおいしいってやってますよ。でもね、そう言うんじゃないんです。1人は1人なんですよ!私の誕生日だって誰も気付きませんよ。」
「オレはいまさら誕生日なんて別に。そうゆーの考え方次第だと思うけどな。」

プチ。

「いいんです!年金だってろくにもらえないし、(安月給でボーナスも昇給も永久にありそうにないし、とは言えなかったが)、この先生きててもしょうがないんですよ!私は!」

それからシ~ンとしながら仕事をやっているうちにウルウル涙でにじんでくるのである。


子育てにかまけて、収入を増やそうとかいい人をみつけようとか、そう言う事もして来なかった。
そして、気がついたら、年収は食うだけで精一杯で上がる見込みはゼロ。休みも一人ぼっちだ。

子育てに「かまけて」。

本当にkekeが私を必要としてたのは小4ぐらいまでである。
その後は子育てを言い訳にして、何もしようとせず、「今日もご飯があぁおいしい」と自己満足(のフリ)をしてたのである。

金があったら、もっと本気で楽しめる事ができるのに、それを怠ってきたのである。
それで気がついたら、この年になってしまってどうにもならなくなったのである。

そして、私はこれから先もそうやって、死ぬまで「自己満足(のフリ)」をするしか能が無いのである。
この「自己満足(のフリ)」は、「小さな幸せ」という言葉にすり替えて良いのであろうか?
(これがまた家族で、なら話は変わるのだが。。。)



あれ?でもまてよ。
これって、kekeと言ってる事とあまり変わらないのかな。(+o+)


そして私はほんの少しだけkekeの「ビンボウ」と言う非難の意味が分かった。
その自己満足を俺にまで強要するなよ、と言いたいのかもしれない。