きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

子供の進む道を考える

2010-11-16 | 女だから思ったこと
週末はMEGUちゃんの家に遊びに行った。

最後に会った時に3才だった娘は小3になっていた。
私は自慢の愛車と自慢の逸話(ここまで運転技術をつけるまでに、時に怒鳴られ、どれだけ危険な目にあったか)を披露して大笑いしてもらう。

MEGUちゃんは娘のピアノコンクールのDVDを見せてくれた。
「sakeちゃんのうちは地デジにした?」
「いいや、まだだよ。」
「よかった!うちもまだなの。」
弾いているのは私が高校卒業してから、弾けるようになりたいと無理に先生にやらせてもらった某有名曲である。
最後まで弾けるようになったかどうか記憶にない。^^;

それだけで驚く無かれ。
このコンクールは採点され、合格と落選があるのだそうである。
音の間違いだけにとどまらず、弾く姿勢なども評価基準なのだ。
MEGUちゃんの娘さんは残念ながら落選してしまったらしい。
「でも、これだけ難度がある長い曲を同じ基準で採点されちゃあねぇ。」と私は言った。実際にそう思った。

MEGUちゃんは他の子の映像も見せてくれた。
私から見れば誰もがプロ級である。
しかもつっかえない。(合格基準に達するには当たり前の事だが。)

ピアノをやっていれば分かるが、一度もつっかえずに弾くということは、とても難しいのである。どんなに練習しても家で成功するのは8割、よくて9割。まして大舞台である。それだけメンタル面が影響されるものなのである。
(真央チャンのスケートに通ずるものがある。)

当然ながら暗譜。(楽譜を見ないで弾くってこと。)

MEGUちゃんの娘さんはお受験組なので、「この子達もみんなそうなのかねぇ、すごいねぇ」と言うと、「たぶん高学年の子は違うと思う。」と言う。
受験を抱えて、コンクール向けのピアノの練習はできないと言うのである。
「だから、うちも来年もう一度(コンクールが)受けられるかどうかなんだ。」と言う。

「私の友達なんだけどね。kekeと同じ年の女の子で2浪してる子がいるんだけど。」と言って、高校の名前を言うと、MEGUちゃんは驚いていた。
お受験するお母さんが目指す超有名高校だからである。

「それでも二浪なの?」
「そうよ、それでkeke君みたいに大学受験要らないフゾクすればよかった、って言われるよ。でも、うちだって入ったはいいけど、周りについていけなくて学校休んだりしてるし辞めるかもしれんし・・・何がいいか結局分からないと言うのが10年先の親御達の感想なの。もっとも二浪って言っても、そこらの大学は受けてないと思うけど。。。」

と私はつぶやいた。

結局何がよかったのかは未だに分からない。

kekeも1つレベルを落とすと、タバコスパスパみたいな雰囲気の学校だったから私立に1本にしてしまったけど、今から思えば、タバコスパスパの学校でも気の合う友達もできたに違いないし、あの子はあの子のペースで勉強をしてそこそこの成績はとって、大学も進学できたに違いない。(推薦も多いし)
今の大学や学部は無理でも、そうある必要もなかったんだよなー。

今だから言えることなんだけどさ。。

でも、それ以上は言わなかった。
MEGUちゃんが今の路線を変える事は絶対にムリな事は分かってるし、詰め込むならむしろ、小学生のうちだろうし、MEGUちゃんのしている事だから、間違いではないと思うのである。

最後にMEGUちゃんがまだ地デジにしていない理由は「NHKしかみないから。」だそうである。
私の「NHKの受信料の取立てがイヤだから」と言う理由に、MEGUちゃん夫妻は・・たぶんドン引きしてたのではないかと思う。

帰り間際に「ZENさんとゴミ箱をあさって2年前の賞味期限のビール」の話もしてしまったが、あれもたぶん、ドン引きだったかもしれない。
(笑いを取るのに調子に乗りすぎたよ。^^;)