きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

モコの傷

2010-11-27 | 車の練習
痛々しいモコの傷。。。。(__)

自動車保険で(等級を変えずに)そう言う傷を治してくれるものがあると聞いて、相談してみると「あぁ、うちでもできますよ。帰って調べてみます。」と言う話である。

間も無く電話が来て「対応はできますが、sakeさんの車両保険では免責分があるんです。」と言う。
簡単に言うと、免責の5万円払ってくれれば、保険で直せるそうである。
「免責が掛かりますが、その分保険料も安くしてますので」ウンタラカタラと言われ、受話器をガチャと置いてから「そんなんで5万も払うわけないじゃん。」とつぶやく私。


でも、日○のニイちゃんだったら、何かいいアイデアがあるかもしれないと思い電話をしてみると、傷をみてくれると言うので、お店に行く事にした。
あいにくその時、ニイちゃんは来客中だったので、他の店員さんに「かくかくしかじか」と説明すると、傷をみてくれると言う。

そこで出てきた見積が5万9千ナンボである。
「5万9千円?!◎◎」と想像もしてなかった額に目を丸くするが、完璧に治すにはこの額になるそうである。
そして、「交換しないでも分からないぐらいにする方法もあります」と見せてくれたのが、クイック○ロペイントと言うパンフレット(9,800円から)である。

「この傷は放っておくと錆びますか?」と尋ねてみると、「錆びるような深い傷ではない」と言う返事だったので、「外に置きっぱな駐車場なので、これからもこう言う事はあると思うので、錆びさえしなければいいんです。ありがとうございました。」と車に乗り込んで、エンジンを掛けて、車を出そうとすると

ちょっと待ってください!

と、日○のニイちゃんの登場である。
「大丈夫です、sakeさん。ちょっと待ってください。」と言って、「5イヤーズ○ートのメンテセットをお持ちですか?」と言うので、「いつも車に積んでありますよ。」と言うと、その中からクリーナーを取り出し、「これでこすると、傷が和らぐんですよ。」と言って、担当の人にこすってもらう。

すると何度もこすっているうちに、だんだん傷が目立たなくなって行くのである。

「どうですか?」
「これで全然充分です!!!!」

もちろん傷が完璧に治ったわけではないのだが、もう探さなければ傷は分からないほどになっている。
(詳しい事は良くわからないが、5年コートの塗装の関係らしい。)

「今日は慌しくてすみません。」
「5イヤー○コートしておいて良かったです!!!」

あんな傷がこんなに目立たなくなるなんて。。。。5イヤーズ○ートしておいて良かった。。。
うれじい。。。


いつもは丁寧に車が見えなくなるまで見送ってくれるニイちゃんは、今日は戻ってしまったので、来客を待たせているのだろう。。
うれしいなぁ。。
2台目はたぶん無いけれど、万が一買うことがあるなら、この人のところで買おうと何気に誓った瞬間である。


うれじい。。。

リアルな生活

2010-11-27 | 母子家庭だから思うこと

kekeにいたっては、学校に行って2コマぐらい授業を受けて帰ってくる、と言う日々が続いている。
たまに遅くなる時があったり、家で長電話をしたりしているので、どこかに交流関係を持つ友達もいるらしい。

私が分かっているのはそれぐらいだ。
この先、何をしたいのか、どうなるのかもサッパリ不明である。

「アンタさぁ、バイトとかしないの?」と尋ねると「しない。」と言う。
「しても、また来年から授業が大変で、それどころじゃなくなって居づらくなるから。」だそうである。
(しかし、本人の中では大学を辞めると言う選択肢はまだ残っているらしい。)

「それはそれで辞めればいいじゃん。」と言うと、「自分は金より時間が大切」なのだそうである。
それで勉強とか、資格を云々と言うが、実際に勉強なんてろくにしてないのではないかと言うのが私の想像である。
でも、それを確かめるべくkekeの部屋をチェックしようともしないのは、私の知恵である。
知ったところでまたorzするのが目に見えているからである。

「でもさ、ハタチの青春でさ、小遣い増やしてコンパとか、サークルとか何かしようと思わないの?」と尋ねると、「思わない。」と言う。

「私はアンタぐらいの頃はオシャレして友達と遊んだりデートとかしてたもんだけどねぇ。。。。」と言うと、kekeは「リア充か・・・けっ!」と言い、「リア充とはリアルな生活が充実しているって意味だよ。」と言う。

「リア充ぐらい説明しなくたって分かりますよ。でも、だからぁ、そうなるように努力しないのか?って話だよ。ジーパンもほら、二つとも穴が開いてるじゃん。きれいなジーンズを買って、服も流行りっぽいのを買って、髪も毎日シャンプーしてオシャレにして、女の子と出会えるような計画を立てるのが普通の大学生なんじゃないの?」
と言うと、またフン!と怒り、「金がないから仕方ない」と言う。

「だからぁ、バイトして服とか買えばいいじゃん。」と言うと、「服もいらないから、金もいらない。それより残り少ない時間を自由に過したい。」と言う。

どうして残り少ない時間なのかと言うと、そのうち死ぬかもしれないからだそうである。
「別に死ぬことないじゃん」と言うと、「そんな事、アンタに言われる筋合いではない」と言う。

自分は望みもしないのに勝手にこの世に生まれてこさせられた。
しかも親が勝手に離婚してしまい、残されたのはビンボウな家庭と口うるさい母親である。
自分はこの上なく迷惑している。
今までは親の顔色をうかがって世間のレールに乗ってきたが、最近目覚めた。
この先、生きようが死のうが当人の好きにさせてくれ。
自分は最初から居なかったものと諦めてくれ。

           ↑
   簡単にまとめると、これがkekeの言い分である。


いろいろご意見はあるであろうが、私はこれを成長の一過程を思い、微笑ましく(?)見守ることにする。

でも、たしかに生きようが死のうが、私も当人の自由だと思う。
「自分が悲しむから、誰かが悲しむから死なないでくれ」と言うのは、エゴだと思うのである。

そう思い始めたのは、自分だって「この先生きていても仕方が無い」と思うからだ。
だけどそう思いながらも、死ねもせず仕方なく生きていくって言うのがむしろ普通なのではないか。

でも、生きていけば金が掛かる。
稼いでいない人間は「自分が居なければ」と思うだろう。
「だったらどうする、何ができる」と言う自信がないので、「自分さえ居なければ」と思うのである。

kekeはこのまま、家族も作らずフワフワしたまま、一生を終えるのであろうか。
あんな思考回路のもとでは結婚する相手や子供にも迷惑だろう。
私も孫にまで「アンタが頼まれもしないのに勝手に産んだ息子から、勝手に生まれてしまった不幸なボク」と言われたくないので、kekeは一生独り者で、こうして死ぬまで私と一緒に暮らしていくのも良いかと思う。

それで良いわけではないけれど、それでももう良いかと思っているのが、最近である。
仕事がなくなろうが、食えなくなろうが、その時盗んでも食べたいと思うのか、面倒だからやせ細ってよいかと思うのか、全部その時になってみないと分からない。

その時になったら、考えてみようと思う。
今はこれでいいや。