きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

kekeの回鍋肉

2012-03-02 | 息子keke
この1ヶ月は瞬く間に過ぎていった。
OM君は大学院か就活にするか迷っていると言う。
社長の娘さんは結婚するのだと言う。

kekeと年の違わない子が次々に羽ばたいていく。
私の親達もこうして、娘が結婚に失敗したことで悩んだ日もあったのかしら。

でも、父も元気だった頃は「二人とも自慢の娘」と言っていたっけ。
妹がそうなのは分かるけど、私の事もどこでそう思えたのだろう。

私もいつかそんな風に思える日が来るのだろうか。
それはkekeが変わることなのだろうか。
それとも、私がこの状況を受け入れることで、なのだろうか。

この現実が、頬を殴る。
これが自分のした結果に思えて、だからどうにかしなければならないと思い、
その事が更に良くない状況を生み出し、頬を殴りつけるのである。
親で無ければ、もっと良い方法がみつかるかもしれない。


昨日はkekeに言った。
朝はちゃんと起きること。(6時)
夜は何時まで起きていようが、朝はとにかく起きろ。
それから、私が帰るまでに皿を洗って、夕飯の用意をすること。

もうバイトとか仕事と言う問題ではない。
仕事から帰ってきて、買い物に行って皿を洗って料理をするのみんな私。
それでマズイと言えるのおかしいでしょう。
後で食べる、っておかしいでしょう。

働けないなら仕方ない。
でも、すみませんって気持がないのはおかしいでしょう。
もう大人なんだから、働かない理由は本当はないんだよ。
それを働かないでいれてるのは誰のお陰なんだ。

働けないなら、稼いでくれてる人間に感謝しろ。
私は仕事してる。
その上夕飯の用意して皿洗って洗濯もの干して、お前が1日何もしないでいるっておかしいだろ。


夜、半々の気持で玄関を開けると、台所に灯りがついているのが見えた。

私は嬉しくなった。

台所ではkekeがニッポンハムの回鍋肉を作っていた。
キャベツを加えて炒めるだけの惣菜シリーズである。
キャベツは計りで200gを測って入れたという。
ピーマンは種のとり方が分からなかったけど、どうにか取った。
検索したら、ペットボトルのふたで取るのが簡単らしい、と言う。

私は「あ!帰ってくる7時に炊けるようにご飯がセットされてる!」「味噌汁も(朝野菜を煮込んでおいたのだが)肉と味噌が入ってる!」と感動した。
何か私も1品作るか?と言うと、カレーがあるからいい、と言う。

そして二人で食べた。

さすがに計りで計った回鍋肉の味はばっちり決まっていて、味噌汁も濃さもちょうど良かった。

「味噌汁が薄からず濃からずいいねぇ」と言うと、「最初味見したら、いつもの味噌汁の味と同じだったから『これじゃ薄い』と思って追加した。」と言う。
うまいうまいと連発した。
実際、カレーを掛けるのがもったいないぐらい、回鍋肉でご飯を食べた方がうまかった。

kekeは「でもこのお惣菜シリーズは高いんだ、300円ぐらいした」と言うので、「肉とかも買って作った方が安上がりだね」と言った。

もっともこんな風に毎日毎日がうまくいくなんて、思ってはいないのだけど、悶々と考えるより何かをしていた方が気分も良くなるし、好きなものが食べられると言うのは楽しいと思う。