きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

キャンディの愛

2018-07-17 | 読んだ本
昨日読んだアリストテレスの本(「愛をみつける」/白取春彦さん著)によると、愛がその姿を現すには「時間」が大切なのだそうだ。そして、それ以外の条件が必要と言うなら、それは愛とは言わないそうである。
(何十年も連れ添った夫婦のような阿吽の関係を言うのかもしれない)

愛は可能であることだけを求める。
「~~してちょうだい」「~~してくれない」とは言わないらしい。

自分をちゃんと愛せないと、相手を愛することは難しい。

愛とは相手を信じきることだから、裏切られることはない。
(そう言えば五木寛之さんの本にも、信じるということは「裏切られてもいい」と思って信じることだと書いてあった)

私は今まで全然信じていなかった。(-_-;)
いつも悪いこと悪いことばかり考えて「~~されたらどうしよう」みたいな事ばかり考えていたっけ。

(こんな自分は愛されるはずが無い)と思っていた・・・でも条件が必要なのは(その時点では)愛ではないんだって。愛とは相手を丸ごと好きで信じていられることなのだとか。

そう言えば恋愛の師匠の再婚したmarinさんが「sakeさんのkeke君への気持に近いものです」と言っていたっけ。。


それを思いだして、昔大好きだった漫画「キャンディキャンディ」を思い出した。

キャンディとテリィは恋人なのだけど、やっかむ友達にはめられて、学校を退学にされ二人とも別々の道を歩むことにするのだ。
それでテリィは役者の道を選び、キャンディは看護婦さんになる。
テリィは役者で売れるようになった頃、偶然キャンディと会える日が来るのだが、それを影で見ているテリィの同僚の女の子・・結局テリィをかばってこの女の子は足を大怪我してしまって、責任を取ってテリィは同僚の子を選ぶことにするのだ。

そしてキャンディは失恋を恨むどころかそのテリィの恋を応援して身を引くのである。しかしその後、テリィは演技もうまくいかなくなり、やけっぱちになって荒れてしまう。そんなある日キャンディがその芝居を舞台の一番後ろから涙を流してみているのを、テリィが気がつき、(これじゃいけない)とまた気持を立て直してバリバリ仕事をする・・・という話なのだ。

ほんとうは最後に二人が結ばれて終わってほしかったのだが・・それは無かった。(-_-;)
思い出すだけで涙涙が出てしまうが、このキャンディのテリィへの気持が「愛」に違いない。

キャンディはこうして遠くからいつもテリィを見守っていくんだよね。看護婦さんの道を選び、そこで笑ったり泣いたりの人生を送りながら。。。


そこで今日は、また見つけた谷口俊太郎さんの詩「あなたはそこに」をリンクしておこう。

★「あなたはそこに」/谷口俊太郎さん

ほんとうに出会った者に別れはこない。
あなたはいつもそこにいるから・・・・。


    (^_^;)イイデスネ