今、聴いているのはキャンディーズのBESTアルバムである。
初めて歌謡曲に目覚め、父に買ってもらったのがキャンディーズのベストアルバムだった。
それは年齢的に遅かりし、中学1年である。
それまでアニソンばかり歌っていた私は某友達に「そんな歌歌ってるの~?」とコバカにされ、「歌って言うのはこれだよ!」と言われたのは岩崎宏美の「思秋期」や山口百恵の「秋桜」であった。
今思えばもっと自分を大切にしていても良かったと思うのだが、当時は「友達が居ない」ということが魔女裁判にかけられるがごとく恐ろしく、私は友達の言われるがままであった。白と言われれば白、黒と言われれば黒。そうしないといけないと思いこんでいたのである。しかも金魚のフンのようにしてたので、忠誠心があったわりには、うとんじがられていたようにも思う。
しかしさっそく私は発展途上国のごとく、流行りの歌謡曲文化を輸入することになった。
(どのみち父親が歌大好き人間なので、遅かれ早かれいずれこうなったとは思うが。。)
その走りがキャンディーズのベストアルバムだったのだ。
35年ぶりである。懐かしい。
それからキャンディーズと言えばもう1つエピソードがある。
当時たしか保健体育の教科書や図巻等を読んで「精子と卵子が合わさって受精卵ができます」的な知識はあったのだが、「どうすると合わさるのだろう?」といつも疑問に思っていて(これも年齢的に遅かりしなのかもしれない)、ある日その疑問を母にぶつけたことがあったのだ。
母もさすがにこれはたまげたようである。
えっ、みたいな絶句モードになるが、その場で相談できる祖母や父がその場にいなかった。(だから訊いたのだが)そして思わずこう言った。
「それは(お前がいつも歌ってる)キャンディーズのアン・ドゥ・トロアだよっ!」
はっ?キャンディーズのアン・ドゥ・トロア??
それは私の求めている回答では全くなかったのだが、「これ以上訊いてはマズイんだろうな」というのが子供心に分かったので、それ以上は何も言わなかった。
あれから35年。。
ランちゃんがソロで歌う。
♪人は誰でも一度だけ~すべてを燃やす夜がくる~♪
たった一度だけすべてを燃やす夜が来るのか・・フンフンと思っていた。
そしてそれはいつだったのか分からないまま、気がつくともうじき50である。
「わな」を聴いて、キャンディーズってこんなに色っぽく歌ってたのかとか、「やさしい悪魔」が吉田拓郎(作曲)なのは知っていたけれど、「アン・ドゥ・トロア」もそうだったとか(すごく意外)、今になっての発見も多い。
今聴いても「哀愁のシンフォニー」からグッと大人っぽく色っぽくなったキャンディーズ。
ここからどう変わって行くのか、あと2年ぐらい聴いていたかった。
初めて歌謡曲に目覚め、父に買ってもらったのがキャンディーズのベストアルバムだった。
それは年齢的に遅かりし、中学1年である。
それまでアニソンばかり歌っていた私は某友達に「そんな歌歌ってるの~?」とコバカにされ、「歌って言うのはこれだよ!」と言われたのは岩崎宏美の「思秋期」や山口百恵の「秋桜」であった。
今思えばもっと自分を大切にしていても良かったと思うのだが、当時は「友達が居ない」ということが魔女裁判にかけられるがごとく恐ろしく、私は友達の言われるがままであった。白と言われれば白、黒と言われれば黒。そうしないといけないと思いこんでいたのである。しかも金魚のフンのようにしてたので、忠誠心があったわりには、うとんじがられていたようにも思う。
しかしさっそく私は発展途上国のごとく、流行りの歌謡曲文化を輸入することになった。
(どのみち父親が歌大好き人間なので、遅かれ早かれいずれこうなったとは思うが。。)
その走りがキャンディーズのベストアルバムだったのだ。
35年ぶりである。懐かしい。
それからキャンディーズと言えばもう1つエピソードがある。
当時たしか保健体育の教科書や図巻等を読んで「精子と卵子が合わさって受精卵ができます」的な知識はあったのだが、「どうすると合わさるのだろう?」といつも疑問に思っていて(これも年齢的に遅かりしなのかもしれない)、ある日その疑問を母にぶつけたことがあったのだ。
母もさすがにこれはたまげたようである。
えっ、みたいな絶句モードになるが、その場で相談できる祖母や父がその場にいなかった。(だから訊いたのだが)そして思わずこう言った。
「それは(お前がいつも歌ってる)キャンディーズのアン・ドゥ・トロアだよっ!」
はっ?キャンディーズのアン・ドゥ・トロア??
それは私の求めている回答では全くなかったのだが、「これ以上訊いてはマズイんだろうな」というのが子供心に分かったので、それ以上は何も言わなかった。
あれから35年。。
ランちゃんがソロで歌う。
♪人は誰でも一度だけ~すべてを燃やす夜がくる~♪
たった一度だけすべてを燃やす夜が来るのか・・フンフンと思っていた。
そしてそれはいつだったのか分からないまま、気がつくともうじき50である。
「わな」を聴いて、キャンディーズってこんなに色っぽく歌ってたのかとか、「やさしい悪魔」が吉田拓郎(作曲)なのは知っていたけれど、「アン・ドゥ・トロア」もそうだったとか(すごく意外)、今になっての発見も多い。
今聴いても「哀愁のシンフォニー」からグッと大人っぽく色っぽくなったキャンディーズ。
ここからどう変わって行くのか、あと2年ぐらい聴いていたかった。