八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

身の丈

2010年02月07日 21時05分37秒 | 指導・育成のうんちく

「身の丈を知れ」など否定的な意味合いで使われることが多いと思いますが、今回は文字通り、自分自身の大きさという意味で考えてみたいと思います。

 

経営学の有名な法則で、「ピーターの法則」というのがあります。一言で言うと「人間は自分の無能さが証明されるまで昇進を続ける」ということですが、これだけでは何のことか分からないでしょう。組織の中での上級管理職、中間管理職、初級管理職、一般職という職階・地位は、単なる偉さではなく、能力の違いを表してします。主任・係長などや軍隊で言えば曹長・軍曹など下士官は、最前線の現場の指揮するため、現場の技術的能力に長け、部下たちを鼓舞し動かすヒューマンスキルも必要になります。部長・課長、あるいは左官・尉官などの士官は、部下へのヒューマンスキルだけではなく、同僚や上司など横や上へのヒューマンスキルも必要になりますし、戦術的なコンセプチャルスキル(概念化能力)も必要になると言われます。そして、役員クラスや将官クラスの上級管理職は、それらの能力に加えて、戦略的なコンセプチャルスキルや、曖昧な状況においても、使用できる情報と自らの能力を活用して極めて高度な意思決定をすることが求められるようになります。つまり、必要な能力は連続しているのではなく、ステージが変わるごとに、不連続になっているので、例えば、優秀な部長が必ずしも優秀な役員になるとは限らないということです。しかし、それはやってみないと分からないため、優秀な係長は普通課長に昇進し、優秀な課長は部長に、優秀な部長は役員へと昇進していきます。そして、自分の能力にあまる職階に就いた時に初めて昇進が止まる=自分の無能さが証明されるまで昇進を続ける、ということです。

 

一方で、「地位が人を作る」ということも言われます。つまり、自らの能力よりも少し上の地位についてもその地位に就くことで、人間の器が大きくなり、その地位にふさわしい人間になっていくということです。しかし、これは誰にでも当てはまることではなく、やはりそれにふさわしい能力を持っている人に言えることでしょうね。能力のある人は、早め早めに地位につけていった方がいいという、抜擢人事や早期育成の考え方でしょう。あるいは、戦国武将や軍隊のように、生きるか死ぬかの状況では、地位が人を作るような状況があるような気がします。

 

しかし、普通の会社組織などでは、地位が人を作るというよりは、やはりピーターの法則が勝っているように思います(って別に私の会社のことだけを言っているわけではありませんが)。役員室や社用車など地位に付随する特権によって「偉い」人が作られるケースが少なくないような気がします。

 

スポーツ界は実力勝負で普通は地位がないので、こうしたことと無関係ですが、相撲界には明確な地位がありますし、巨人の四番のように擬似的な地位もあります。

その相撲界では、地位を巡る二つの問題が相次いで起きたのは象徴的ですね。まさにピーターの法則そのままに、コツコツ下働きから始めて、定年が見えてきた頃に一門から押されて、理事(役員)に収まるシステムが、改革を求める世論にも影響されて、貴乃花親方が当選したのは記憶に新しいところです。

そして、もう一つの地位は言うまでもなく横綱です。「横綱の地位を汚さぬよう精進します」というセリフが一般的なように、相撲の力だけでなく、その地位にふさわしい人間になることが求められます。白鵬は双葉山を尊敬するなど、その地位にふさわしい人間になろうと「努力」していることは伺えますが、まだまだ努力している段階ですね(その心がけは十分に立派ですが)。その点、朝青龍は相撲をスポーツとしか思っておらず、横綱という地位に求められるものを十分に自覚していなかったと言われても仕方ないでしょう。

巨人の四番も擬似的な地位ですね。川上、長嶋、王という巨人だけでなく、日本球界を代表する選手が据わってきた打順なので、そのように擬せられます。その後を守った原辰徳は非常に苦労しましたし、その後は落合、清原、石井、広沢、江藤、ローズ、小久保などいろいろな選手が四番に座りましたが、真にその地位にふさわしかったのは、松井秀喜くらいですね。そして、今は移籍組ですが、小笠原がその地位を自分のものにしつつあります。

 

閑話休題。では、このピーターの法則を予防する方法はないのでしょうか。必ず予防できるわけではありませんが、一つには、自分自身の能力や考えていることに自覚的であることが必要でしょう。以前にも書きましたが、「メタ認知」というものです。その上で、その地位にふさわしい人間たるべく努力をすることです。先に地位が人を作るのは、それにふさわしい能力を持っている人だけと書きましたが、松井秀喜ではありませんが、「努力できること」も立派な能力だからです。

 

散ドラ諸君も努力で自分自身の身の丈を大きくしてほしいですし、私も公私ともにそういう努力をしていきたいと思います!がんばれ!散田ドラゴンズ!!

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第60回 八王子夢街道駅伝

2010年02月07日 11時25分27秒 | Jog&Walk,Health

正式には「全関東」がつきます(笑)。しかし、昨年の優勝チームには厚木市役所や武蔵越生高校などが名を連ね、名前に偽りはありません(さすがに中学は八王子ばかりですが)。昨日言った通り、今日は駅伝のため散ドラ活動がないので、私も夢駅伝を走ってみます。もちろん、選手たちと並走するような愚は犯したくないので、7時半すぎにでかけました。

 

まずは、本拠地の散田小学校です。グランドに人影はなく、中継所もまだ静かです。

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そのまま万葉けやき通りを高尾駅方面に進み、スターレーンを通り過ぎ、たまに使わせていただくOKIセミコンダクタのグランド手前で左折します。

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京王高尾線をくぐり、坂を上がっていくと狭間駅前の中継所です。

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高専通りを真っすぐ進み、高専横の坂を選手たちは駆け上がります(私はトボトボと上ります)。

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坂を登り切ったところで右折して、京王高尾線のめじろ台駅前を通ります。このあたりで、〇〇(千葉県の地名)高校と書かれたマイクロバスが追い抜いていきます。やはり、「全関東」です。

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めじろ台前の道を真っすぐ突きあたると、戦前に「御陵線」という多摩御陵に向けて走っていた鉄道路線跡の坂道を選手たちは駆け上ります(ここでも私はてくてく上ります…)。

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このバス通りを真っすぐ進むと、中央線をくぐる散田架道橋です。その手前にある中散田公園も中継所となっています。

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甲州街道に入り、長安寺の中継所前を過ぎ、イチョウ並木の終着点となる追分交差点を曲がって、八王子市街地へ入っていきます。ユーミンの実家もありますね。 

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甲州街道を真っすぐ進み、市街地を抜け大和田橋に抜ける手前の南多摩高校がゴール地点です。駅伝選手ではない私はすでに1時間は走り、開会式が行われる南多摩高校付近は大変な人出になっていました。 

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順番が後先になりますが、八王子北口をスタートし、最初は甲州街道の北を並行して走る北大通りを走り、この道を真っ直ぐ行くと、追分交差点で再び甲州街道と合流します。 

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甲州街道を進み、再び散田架道橋に戻るのがコースですが、今日はそのまま甲州街道を進み、高尾警察署で曲がりました。昨年、同じ八王子市の南大沢警察署が出来るまで、警察庁で一番最後に出来た警察署でした。そして、恐らく東京都で一番のどかな警察署ではないかと思います。今日は一大イベントでしょう。 

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中央線を渡り、万葉けやき通りに戻ると、アップをする選手たちと続々とすれ違います。さすが、「本物」はビシッとした走りをしています。細いのに軸がしっかりとして、ふらつかず、ピタッピタッと地面を蹴っていきます(いつかはあんな風になれるのでしょうか…)。散田小学校を覗いてみると、多くのランナーがアップをしていました。 

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おまけで古刹真覚寺です。 

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横中のグランド工事も着々と進んでいるものの、新年度に間に合うのでしょうか。春には、野球部もしっかりグランドで出来るようにしてほしいものです。

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今日のジョグ

駅伝コースは15km程度ですが、

 17.2km  1時間35分01秒

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