バンクーバー冬季五輪が開幕間近です!日本時間の13日(土)に開幕し、日曜日には早速ジャンプノーマルヒルや女子モーグルの決勝があるようです。ニュースとうでもいろいろ取り上げられていますが、今回の大会は、まだそれほど盛り上がっていないように感じるのは、気のせいでしょうか。
気のせいかもしれませんが、私の中で今ひとつ盛り上がりを感じない原因の一つには、かつのような男子複合、ジャンプ団体、スピードスケートの清水などのような絶対的なエースがいないことにあるような気がします。今大会は、女子フィギュアや、女子モーグル上村、ノルディク複合団体、男女スピードスケート、スノーボードハーフパイプなどメダル候補は数多くあり、前大会よりも獲得メダルも多いかもしれませんが、絶対的な存在はいないのが現状です。メダル獲得が増えていけば、結果的に盛り上がりが増していくのではないかと思います。
もう一つは、プロ野球同様、ここでも若手をしのぐベテランの存在感があります。ベテランのがんばりがいけないというのではなく、特定競技のファンではなく「五輪全体」を楽しむ多くの国民にとっては、やはり「新星」の存在の方が新鮮味があり、興味・関心を引きつけます。その点、初出場の浅田真央選手とて、前回年齢制限に数カ月引っかかっただけで、この4年間トップ選手として日本のみならず世界の注目を集め、もはや大ベテランの風情ですし、ジャンプの岡部、葛西、スケートの岡崎、モーグルの上村など、今大会で注目を集める選手は、五輪3回目、4回目という大ベテランばかりです。出でよ!新星ですね!
大会直前の選考会で新星のように現れたのが、中学三年生の高木美帆選手です。サッカーでも有望選手という運動万能のスーパー中学生として注目を集めていますが、その潜在能力から、本当に今大会の華になる可能性を秘めています。もちろん、ベテラン勢の活躍も期待したいですが、高木選手をはじめとする新鋭の活躍に期待です。
現地バンクーバーは暖冬で雪不足だそうです。季節外れの桜が咲いたりしているなんていっていました。新技術で、大会運営には支障は出さないようにするらしいですが、コース以外は、雪がなく、土がむき出しというのも何とも雰囲気が出ない感じですけどね…。長野五輪の時のふぶいている中で、最後の船木のジャンプを待つ原田たちの様子は、これぞ冬の五輪という感じでしたけどね。ともあれ、あと数日すれば一気に盛り上がる五輪に期待です。