パシフィック・リーグのクライマックス・シリーズは、レギュラーシーズンで何とか3位に滑り込んだロッテが制しました。
かつてソフトバンクがレギュラーシーズン1位となりながら、日本シリーズに出場できないことが続いたことから物議を醸し、1勝のアドバンテージを付けた昨年は、両リーグとも優勝チームが順当に勝ち抜けました(「順当に…」)。ところが、皮肉なことに、またしてもそのソフトバンクが日本シリーズを逃す事態となってしまいました。
今年のパシフィック・リーグは稀に見る大混戦で、3位と言えども実力は拮抗していましたし、アドバンテージを持ち、3勝1敗と先に王手をかけながら、3連敗してロッテの軍配に下ったソフトバンクの力及ばず、3位から勝ち上がったロッテを称えるべきというのが客観的な見方だと思います。
しかし、昨年も書きましたが、優勝チームが順当に勝ち抜けるなら、こうした仕組みは必要ないわけですし、今年のように、熾烈なペナント争いを制して優勝したのにチャンピオンフラッグを争えないという事態は、やはり何か釈然としません。
王さんが監督を務めるソフトバンクの肩を持つわけではありませんが、豊田泰光さんなど硬派の球界関係者も、クライマックス・シリーズには否定的です。興業的なメリットがあるのは分かりますが、プロ野球が取り組むべきは、こうした目先の人気取りではなく、レギュラーシーズンでどれだけ魅力あるプレーをするかが大事なのだと思いますけどね。
これでセントラル・リーグの代表がジャイアンツになったりしたら、その勝者が日本一と言えるのか、正統性に疑問符が付きます。そういう意味では、対戦カードとしては地味ですが、中日対ロッテとなるのが望ましいですし、今後クライマックス・シリーズの再考が必要ですね。
今日のジョグ
駅伝大会のコースを走ってみました。完全なスピード練習ではなく、動ける範囲で早めに走ろうという腰の据わらないスピード練習でした。しかし、万葉けやき通りから曲がって狭間に上がっていく道を一本間違えてしまい、腰砕けになりました。
6.1km 28分03秒