新聞のスポーツ欄のベタ記事に書いてありましたが、日本シリーズの第1戦、第2戦の地上波の全国中継がないそうです。そして、第5戦もまだ未定だとか。
プロ球団も九州、北海道、東北と全国に広がって、地域に根ざし始めたので、全国中継にこだわらなくてもいいという考え方もあるかもしれませんが、他のスポーツと比較しても、日本チャンピオンを決める試合が中継されないというのはメジャースポーツとは言えず、日本シリーズを見られないというのは、やはり大問題だと思います。
興業的には、中日対ロッテというカードは当初から懸念されていた不人気カードです。せめて、パシフックならソフトバンク、セントラルなら巨人、阪神などが絡まないとなかなか厳しいのが実態でしょう。しかし、これを一部の不人気球団の問題として、野球界全体で危機感を共有できないと、事態はどんどん悪くなると思います。
人気球団の時は中継されるとしても、不人気カードの時に中継がないということになると、徐々に野球全体の人気が低下し、人気球団のカードとて例外ではなくなってくると思われます。巨人の不振と同時に視聴率が低迷し中継が減ってくると、巨人が優勝しても、なかなか視聴率は上がらりません。やはり、一度失われたものを取り返すのは並大抵のことではないのです。
球界の最高チームを決定する日本シリーズをどのように盛り上げるのか、球界全体で再考してほしいものです。
そして、不人気球団との烙印を押されたチームは、やはりチームとしての魅力づくり、広報、ファンサービスに一層努力すると同時に、やはりプロならではの「スターづくり」が大事ですね。
特にそのチームのファンでなくても、ダルビッシュや田中将大、涌井が投げると言えば、見たいと思います。ゴルフでも、自分がやらなくても、石川遼君は見たいと思います。やはり、こうしたスターをどう育てるかも、球団、指導者の大事な役割でもあると思います。また、既に素晴らしい選手がいたら、それを広報するのも、監督の大事な役割でもありますよね。
↓ 未来のプロ野球を担う選手のためにも、ポチっとお願いします。