何事にも基本が大切というと当り前だと誰もが言います。しかし、本当に出来ているかどうかというと別物です。というか、成績の違いは、基本の差と言っても過言ではないような気がします。もちろん、プロなどのトップレベルになってくると、基本は当り前で、そこに元々持っている身体能力と技術の違いが勝負を分けてくるのでしょうが、小学生、中学生レベルでは、基本の差が実力の差となることが多いと思います。
夕方のクロの散歩の時に横中を覗くと、曇りで薄暗くなる中、四か所でバント練習をしていました。しかし、まだまだ完璧とは言い難いような感じですね。練習で完璧な状態でなければ、とても試合で確実に決めることなど出来ません。
野球であれば、キャッチボール、バント、トスバッティング。サッカーなら、プレス、トラップ、ドリブル、パス。ラグビーなら、キャッチ、パス、タックル。結局、勝負を分けているのは、こうした基本的なプレー差だと思います。強いチームは、速球投手がいたり、強打者がいることも多いですが、ベースにはこうした基本の強さがあると思います。
それは中学生だけではなく、散ドラ諸君などの小学生にも言えることです。プロ野球のバント記録を持つ川相選手(元巨人・中日)のバントは、まったく格好つけることのない、しっかりした構えでした。それが基本だからです。ところが、川相選手の足元にも及ばない散ドラ諸君が、バットの真ん中付近を両手で持って、バットをフラフラさせて構えたりしていて(格好いいと思ってなのでしょうが)、これではバントが出来るはずがありません。
基本は一見すると派手ではありませんし、格好良くも見えないかもしれません。守備でも一見派手に見えるファインプレーよりも、本当は簡単に捕って見える方がいいプレーです。イチローがダイビングキャッチをしたことは見たことはありませんし、井端もあまり倒れ込む姿は見ません。基本とは一見地味でも、本当は一番大事で、貴重なプレーです。そうしたプレーが出来るように、しっかり基本の大切さに気づいてほしいと思います。
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