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江戸絵画の不都合な真実 (筑摩選書) |
狩野 博幸 | |
筑摩書房 |
【本の内容】
近世絵画にはまだまだ謎が潜んでいる!又兵衛、一蝶、若冲、蕭白、芦雪、岸駒、北斎、写楽を取り上げ、その作品を虚心に見つめ、文献資料を綿密に読み解くことで、社会的・政治的・文化的「不都合」として隠蔽された「真実」を掘り起こす。特異の絵師たちの等身大の人間性を深く掘り下げ、絵画に隠された意味を読み解く刺激的試み。
英一蝶—蹉跌の真実
伊藤若冲—「畸人」の真面目
曾我蕭白—ふたりの「狂者」
長沢芦雪—自尊の顛末
岸駒—悪名の権化
葛飾北斎—富士信仰の裾野
東洲斎写楽—「謎の絵師」という迷妄