何度かブログでご紹介した、菊陽町の鉄炮小路を車で通った。今日は「昭和の日」なる祭日だが、4キロほどにわたるこの道筋の各家に、欠かすことなく日章旗が掲げられている。異様にさえ思えるこの風景は、またこの地域のかたくなな精神性を物語っている。
ここの住人は、そのほとんどが細川家の「地筒」の子孫である。15×15間の屋敷と道を挟んでの南面に田んぼを与えられた。その15間の間口が、各家でいささかの様相は違うものの、見事な生垣が施されている。季節ごとに表情を変えるこの道筋に私はほれ込んでいる。
ある方に声をかけて話を聞くと、申し合わせがあってのことらしい。それにしてもこのような風景は日本で此処だけではなかろうか・・・すごいの一言に尽きる。
このかたくなさは美である。