津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

信長公記

2011-05-27 09:31:10 | 歴史

 以前ご紹介したが「信長学起動」というサイトがある。
          http://nobunagagaku.com/index.html

この中に 『信長公記』と心中しなさい~信長公記主義者宣言~ という谷口克広氏のエッセイがある。
ご尤もなお説と思い、中川太古訳の新人物往来社の「信長公記」を読んでいる。原文との対比訳ではないので牛一本来のニュアンスが判らない。ならばとPC画面に「町田本」釈文を出して読み比べしたりしている。
          http://www.page.sannet.ne.jp/gutoku2/kouki.html
こういうサイトは本当にありがたい。

いろいろぐぐっていたら、早稲田大学図書館の「古典籍総合データベース」に、「慶長十七年五月吉日 小瀬甫庵道喜」の書き込みが有る、いわゆる「甫庵信長記」があることを知った。
                  http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ri05/ri05_06523/index.html
甫庵の「信長記」はいろいろ議論のあるところで、谷口克広先生は「お止めなさい」と仰りそうだが、甫庵がどう脚色してこの著を作ったのかを見極めるのも、又面白いのではないかと思っている。

*コメントをいただきました。(感謝)
国会図書館の近代ライブラリーで「信長公記」と入力すれば、「原文」がご覧になれると思います。
          http://kindai.ndl.go.jp/index.html

コメント (1)
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「旦夕覺書」 花--8

2011-05-27 08:28:38 | 旦夕覺書

妙解院様(忠利)御代に津川四郎右衛(ママ)(辰珍-管領斯波義近次男)思へは小身者別而不便に思召候 大身成者は屋敷も廣く萬事自由能料理も朝夕思ふ様に給申候 何その時御用に立事は大小身共に同意に思召との儀に候 櫻馬場御通候刻は必々三盛・竹村彌右衛門二百石三盛隣のよし御言葉掛り申候由老母被申候 いか様大身は末々おこり付近年別而病死多く懈怠多く家も潰れたる多く候 小身は多く候へ共家潰れ申は多く無之候 おこりは天の憎む事と申傳候 能々心を付可受申候事

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三齋様丹後國宮津(田邊城)籠城之衆中之御書寫 
   以上
 昨日廿日亀山迄令着候處に城可相渡由申候得共徳善院事に候間可成程馳走可申と様子内府へ申入候 其御返事次第可下國候 扨々二度逢候はん事夢とのみ思ふ事に候 面々籠城さへ奇特と存候にかせき共のよし無比類にけおち候やつらは餘りの事ににくけなくおかしく候恐々謹言
    九月廿一日           越中興
          宮津(田邊城)
            籠城之衆中    右は鎌田五左衛門所持筑後殿御所望候へとも遣不申候
                              大洞彌一兵衛所にて見申候鎌田氏は大洞氏聟也

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同島原之時利根川道孝(大友宗麟次男)に被遣候御書寫
   正月十二日之御一ツ書具に披見仕候
一、我等気色能候江戸江参候尋に遣候其返事未参候間知不申候事
一、正月廿五日道家方より之便宜に煎薬清心丹又進候條此度は不進候能事分又跡より可進候事
一、島原の儀如仰不慮にて候 みづぼがれうちわるく候て大たうがさに成申候 大事の事不珍候 一揆の枝
  葉つよきにては一切無之候 其子細は松倉長門留守居共と二三度もせり合仕候 其トキ長門留守居纔
  の小勢にて候つるに勝つ負つ仕たるにて手並は知れ申候 され共今の寄手何も初心にて城のかつ様
  に仕なしたち存候 今又れき/\被下候へ共立花飛騨守殿の外はわらへと同事にて候間又不慮出
  来可申とあふなきせうしさ心もとなさ申斗無之候 不入事ながら是を案じ此頃はむねもいたく右のかた
  の乳はれ出煩申候 心中可有御推量候 何も大名衆一揆と申も人にて候 野あひの合戦にては候はヽ
  手に立申間敷候へ共城に取籠候故不成とのわけを未何もかてん不参と見へ申候 信長以来の事覺へ
  申候 城の中に一萬二三千の人數を入一たんせめに仕候事終に承も不及見申たる事も無之候 此所會
  て辨へられぬ大名衆にて候間扨々あふなき儀に候事
一、御養生之事御油断無之由尤に候 乍去心を長く可有御持事惣一の養生にて可有其心得事
一、此書中之通道家にも可有御物語候 京之落書寫進候 御なくさみに可有御覧候此外いくつも御入候へ
  共餘りこくう成事にて候間書て不進候 大名衆之はじかきと可有御心得笑敷候恐惶謹言
        二月七日                   三齋  利根川道孝は松野氏先祖
                 道孝老
                    御返事     



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