赤穂浪士十七名を細川家に預かった際、接待役を仰せつかったのが堀内傳右衛門である。
http://homepage1.nifty.com/longivy/note/li0075.htm
かれがその顛末を書き綴った「堀内傳右衛門覚書」は、赤穂事件研究の第一級史料として知られている。この傳右衛門は後年「旦夕覺書」という記録を残している。肥後文献叢書・第四巻に所載されており、国立国会図書館のデジタルアーカイブスでも紹介されている。
「旦夕(たんせき)覺書」について「肥後文献解題」は次のように紹介している。
享保九年十一月頃子孫の為に書き残したもので、「花」「鳥」「風」「月」の四巻に分けて百八十八ヶ条余り書いてある。「花之巻」は主に古人の話を書き、「鳥之巻」は古人の話及自己修養の話。「風之巻」は自己勤務上の話。「月之巻」は人物月旦(評論)及び自己勤務上の注意すべき事を書き、何事も信実から出なければ善いとは申されぬと子孫を誡め、且奨励している。寛文・享保頃の武士生活を描写したものが多い。
所載の「肥後文献叢書・第四巻」に於いては、163頁をついやする膨大なものである。
これをじっくりと読み、且タイピングをして「注」なども配しながらご紹介しようと思っている。
一日一頁を目標にすれば10月いっぱい位には終わるだろう。 いざ