津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■日常句

2019-05-27 14:13:48 | 俳句

                  ひこばえの又一段と 五月雨

 過日いささかの雨が降っていたが傘をさして散歩に出た。
桜並木の老木は枝が朽ち落ちたりして痛々しいながら、残った枝々は新緑に覆われている。

そして根元にはひこばえが幾筋も枝を広げつつある。ひこばえは元の木を弱らせるというが・・・・

 最近は暑さもまし、毎日毎日古文書や歴史関係の本に接していると、少々疲れも増してくる。
時折脳みそを休ませるために俳句に関する本に親しみ心を癒している。
自らは「才能ないな~」と思いながらもふと思い立ってメモを取ったりしているが、懲りない爺さまである。
                       
                  蛾の飛びて ひと騒ぎせし妻の息     津々

ただ日常を五七五に託し、ボケ防止の文字遊びををしているだけである。ご披露するにも至らない駄句ばかりである。

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■お安く読むー最近の四冊

2019-05-27 12:50:54 | 書籍・読書

 ここ一週間の内に購入した四冊、こうして並べてみると建築を生業としていた自分をどこかに意識しているように思えて、驚いてしまった。
 外れなしの本ばかりで納得・・・

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 ■東京大学名誉教授・建築史家 藤森照信著 「天下無双の建築学入門」 ちくま文庫       

         人はいつから「家」に住むようになったのだろうか。自然の中で暮らしていた人間が家を建てるようになったのはいつから
    なのだろう?
       山や川、木や石などに神が宿っていると信じていた頃からの心の習慣が、日本建築の中にはそこはかとなく生き続けている。
       柱とは?屋根とは?天井とは?建築史家であり、建築家でもある著者が、初学者に向け、屋根、床、柱、窓、雨戸、ヴェランダ
     など建物の基本構造から説く気鋭の建築学入門。

                        ã‚¯ãƒªãƒƒã‚¯ã™ã‚‹ã¨æ–°ã—いウィンドウで開きます  藤森氏設計の細川護熙邸(湯河原)の茶室・一夜亭  右・藤森氏

 ■エミール・ギメ著・岡村嘉子訳「明治日本散策 東京・日光」 角川ソフィア文庫

           明治9年、宗教と文化への関心から来日したフランスの実業家ギメ。憧れの地を人力車で駆け巡り、近代日本の目覚めを体感
    するとともに、消えゆく江戸の面影に愛惜を募らせてゆく。茶屋娘との心の交流、浅草や不忍池に伝わる奇譚、料亭の宴、博
    学な僧侶との出会い、そして謎の絵師・河鍋暁斎との対面――。のちに東洋学の拠点となる美術館の創始者が軽妙な筆致で綴
    った紀行を新訳。詳細な解説、同 行画家レガメの挿画を収録する。

 ■ヤマザキマリ 「ヤマザキマリのリスボン日記」 (朝日文庫) 

        創作の源泉はポルトガルのリスボンにあった!イタリア人姑との攻防、運送業者との果てなき戦い、日本の風呂への渇望、古
    代ローマ遺跡へのときめき…。『テルマエ・ロマエ』の作者がヨーロッパの果てで綴った、笑いと涙と煩悩あふれる爆笑日記。

 ■橋本 強司著 俳句的人生 開発コンサルタントが詠んだ118句 (幻冬舎ルネッサンス新書) 

       長年、ODA(政府開発援助)の一環としてJICA(独立行政法人国際協力機構)の技術協力に携わってきた著者。
     テロ被害の中、カブールの新都市開発を目指すアフガニスタン、洪水常襲地で道路整備を進めるミャンマー、10メートルの盛
     土の上に工業団地建設をするバングラデシュ…。発展途上の地に降り立ち、数々の現場を見てきた開発コンサルタントだからこ
     そ感じる、人々の夢、希望、自然の豊かさを「俳句」という形で表現する。

 

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■元和七年・御印帳(七月朔日~十日)

2019-05-27 05:40:43 | 細川小倉藩


       |     七月朔日
       | 一、炭・油・薪余へ渡シ候時、請取人之切手ニ久右衛門加判之事 ●(忠利公朱印以下同)
       |                     (組)

       | 一、荒木五郎介、西郡長二郎・嶋又左衛門両人与ニ被成御入、御役当年ハ被成御免、元和八年
       |   ゟ可仕旨被仰出候事 
新造風呂舟  | 一、新造之御風呂舟与右衛門ニ御預ケの事                         御風呂舟

       | 一、四拾弐丁立之新造五郎介ニ御預ケの事 
       | 一、六拾丁立前かとゟ之御召舟甚右衛門ニ御預ケの事 
       | 一、新平だ小今井長左衛門ニ御預ケの事 ●                         平田船
       |
       |     七月四日
       |  (小倉城松の丸)
       | 一、松丸ニ有之味噌御小人・御中間・御小道具衆へ被下候事 
                    | 一、大橋くさり之御番所へ夜中ニ明候ハて不叶儀候ハゝ、三齋様如被仰付御手しるし可被遣候
       |   事 ● 
                江戸時代の常盤橋 大橋(元禄5年~7年に架け替え後、常盤橋と呼ばれるようになった)
                                 

                

       |      (錠)   (鍵)
       | 一、三ッ門しやう・かき前かと如被仰付、山路左介ニ被成御預ケ候事 
       | 一、御船大工谷右衛門屋敷吉田源七郎へ被遣候事 
       | 一、坂本二兵衛御扶持方如前廉七月四日ゟ可相渡事 
       | 一、野原善太郎預り之御門之かき其侭善太郎ニ御預ケの事 
       |
       |     七月五日
       | 一、加こ抱申時、何成共役儀ニめいわくの儀候ハゝ加申上由、御船頭かしらへ申渡之事 ●   
       |
       |    (七月六日・七日欠) 
       |
       |     七月八日
矢野利齋屋敷 | 一、佐川平助屋敷矢野利齋ニ被遣候、となりの町屋敷利齋かいたし、平介屋敷と一所ニ可仕之
       |   由申上候へは、御屋敷のち/\迄一所ニ仕事無用之由被仰出候事 
下毛郡代官欠 | 一、下毛郡御代官両人之内壱人中津へ参申ニ付、不足之所ニ野田喜兵衛御代官ニ被仰付候事 
員時の手当て |
       |     七月九日
菜園場新仕子 | 一、御さいゑんば荒仕子御切米・御扶持方、当年之御蔵米ニて可被下候、来年ハ御さいゑん所
       |   田畠ニ而御わり付可被下之事 ●          (小倉)
新造船帆布の | 一、新造之御船帆・同まく・ぬのもめん・御かい物奉行ニ申当町にて調可申旨被仰出候事 
調達     |        (金錨)   (鞆)
       | 一、新造之御船かないかりともにて調可下旨被仰出候事 
       | 一、御船之かゞす調可申旨被仰出候事                       かがす→【蚊絣/蚊飛白】か?
       | 一、新造之御船之御屋形道具・同御船之御ふろ道具、大坂にて調下り可申旨被仰出候事 
       | 一、新ざうの御船ノかき道具、大坂にて仕下り可申之旨被仰出候事 
御召船    | 一、新ざうの御召船ノつかひ・水竿、何も樋ノ木を以大坂にて仕下り可申之旨被仰出候事 
       | 一、大田八郎右衛門ニ馬詰勘左衛門家屋敷被遣候事 
       |
       |      七月十日
かねかいや茂 |   (仲買屋)
兵衛屋敷の売 | 一、かなかいや茂兵衛家屋敷之事、売申候へと従三齋様被成御意之通申上候ヘハ、御意之通ニ
却      |   可仕之旨被仰出候事 (忠利公朱印なし)
       |(忠興側室・藤、松井興長室)
       |     ↓ (忠興二女)  (不明)  (不明)     

知行口明け  | 一、松丸様・おこほ様・おさい様・恵光院様、御四人之御知行之口如前々明ケ可被遣之旨被仰
       |   出候事 ● 
       | 一、川口御番籠者被仰付候へ共、とが被成御免シ籠ゟ罷出申者如前々川口之御番被仰付候事 ●
       |


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