秋の夜長の為に本棚から二作品三冊の文庫本を取り出した。
(1)勝田龍夫著「重臣たちの昭和史(上)(下)」
こちらは1984年(昭和59年)7月の第一刷、こんな時期私は昭和史に興味を持っていたようだ。
著者の妻・美智子は西園寺公望の秘書を務めたクォターの原田熊雄(勲三等・男爵)であり、私はその名前を、細川護貞著の
「情報天皇に達せず」(細川日記)で知ったからこの本を購入したように記憶している。この本の解説に「この書物は今後な
がく現代史を理解するための基本資料となるだろう」と書かれているが、昭和の人間としてはどうしても読んでおくべき著書
だと思って居て、冥途の土産に最後の読書にしたいと思っている。
(2)大宅壮一編「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日」
初版は昭和48年、私が所持しているのは16版で昭和55年発行のものである。
以前書いた記憶があるが、この本を持ったまま仕事の関係で夜の巷に出て倶楽部かどこかで飲んだときここに忘れて帰った。
そこで改めて買い直したのが現在私が所蔵するこの本である。今ではこの本は著者は半藤一利氏だとして発刊されている。
半藤氏が大宅氏の名を借りて「編」という形で発刊したものを、遺族に版権を返してもらい今では半藤氏の著書となっている。
終戦の日の一日に焦点を当て約300頁にわたり、逐一詳しく書かれているが、編集の手法は半藤一利氏の著作だといわれると
なるほどと思わせる。
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