Sightsong

自縄自縛日記

2010年9月、ムンバイ、デリー

2010-10-10 22:55:58 | 南アジア

2010年9月、ムンバイ。昔からここに住んでいる人たちは、いまだボンベイと言う。

朝食のあと、海まで歩いた。向こう側には多くの舟、手前には数十人の人々。みんなしゃがんでいる。数十個の尻が見える。用を足しているのだった。その痕跡を回避し干潟のような渚を先の方まで歩いた。

中国の格差社会は日本の比ではないが、ここムンバイは中国を凌駕しているように見えた。いや、同じ場所に濃密に共存する人々の格差があまりにも目立つ、と言うべきかもしれない。


ムンバイの海


ムンバイの海


ムンバイの海


ムンバイの海

デリーに入ると、ムンバイとは世界がまるで異なる。中国で言えば北京と上海、それ以上か。



新聞

※写真はすべてPENTAX MX、M40mmF2.8、Tri-X、ケントメアRC、2号フィルタ使用。

●参照
PENTAX FA 50mm/f1.4でジャムシェドプール、デリー、バンコク
2010年9月、アフマダーバード


ゴンサロ・ルバルカバ+チャーリー・ヘイデン+ポール・モチアン

2010-10-10 22:05:15 | アヴァンギャルド・ジャズ

久しぶりにレコード屋を覗いたら、ワゴンコーナーに、ゴンサロ・ルバルカバ『At Montreux』(somethin'else、1990年)があった。当時、キューバ出身、驚異の超絶技術ピアニストということで随分話題になった盤である。久しぶりで嬉しかったのですぐに確保した。それにしても300円・・・。

チャーリー・ヘイデン(ベース)、ポール・モチアン(ドラムス)とのトリオである。というのも、ヘイデンが気に入って仲間に加えたという経緯があるようだ。

目玉は何と言っても冒頭のセロニアス・モンク曲「Well, You Needn't」。モンクならば決してこのようなハイスピードで弾いたわけがない演奏であり、左手と右手が目まぐるしく動いて絡み合うピアノには、当時と変わらず圧倒させられる。キース・ジャレットが演奏する「All The Things You Are」(『Standards Vol.1』、ECM、1983年)を初めて聴いたときと同程度の衝撃でもあった。

その「All The Things You Are」も、ヘイデンの名曲「First Song」も弾いていて悪くないのだが、どうにも1曲目のインパクトが強烈すぎて損をしている感がある。その意味ではCD作品としては良いものとは言えない。

むしろ、同じメンバーで1年前に演奏した記録、チャーリー・ヘイデン+ポール・モチアン+ゴンサロ・ルバルカバ『The Montreal Tapes』(Verve、1989年)の方が落ち着いていて、録音もしっとりしており、何よりこけおどしがなく優れている。ここでの個人的な目玉は、やはりヘイデンの名曲「La Pasionaria」。リベレイション・オーケストラでなくてもドラマチックな盛り上げは十分で、ヘイデンの独特の芳香がするようなベースの音色も、高速で自在に伸び縮みする金属を思わせるモチアンのドラムスも素晴らしい。

一度だけルバルカバのピアノを聴きに出かけたことがあるが、退屈で不覚にも寝てしまった。このピアノトリオならそんなことはないはずで、ぜひ聴いてみたいものだ。他にこの組み合わせによる録音はあるのだろうか。

●参照
チャーリー・ヘイデンとアントニオ・フォルチオーネとのデュオ
Naimレーベルのチャーリー・ヘイデンとピアニストとのデュオ
リベレーション・ミュージック・オーケストラ(スペイン市民戦争)


2010年9月、アフマダーバード

2010-10-10 10:58:05 | 南アジア

2010年9月、インド北西部アフマダーバード(アーメダバード)。5年ほど前に訪れたときの「果てしなくエネルギーを吸い取られる国」という印象は、多少は緩和されていた。理由はよくわからない。

※写真はすべてPENTAX MX、M40mmF2.8、Tri-X、ケントメアRC、2号フィルタ使用。


自転車


ラクダ


母子


母子


とうもろこし





ふたり

●参照
PENTAX FA 50mm/f1.4でジャムシェドプール、デリー、バンコク