蔵原惟繕『南極物語』(1983年)を観る。
小学生のときにテレビで観て以来である。懐かしさは覚えるものの、何の感慨もない。うーん。
何しろ俳優陣が豪華。高倉健、渡瀬恒彦、岡田英次、夏目雅子(美しい!)、荻野目慶子(その妹も登場するが荻野目洋子ではない)、岸田森(遺作)。健さんはいるだけで絵になる。はやく『あなたへ』に駆けつけなければ。
南極観測船・宗谷は、やはり小学生のとき引退し、宇部だか下関だかの港で行われた「さよなら南極観測船宗谷」というイベントに連れて行ってもらった記憶がある。その後、お台場の「船の科学館」で、久しぶりに見学した。いまでは「船の科学館」は閉館しているが、宗谷を見学することはできるという。その隣に繋がれていた青函連絡船・羊蹄丸は、どこかに買われていったのだったか。
ところで、昔、犬を飼っていたにも関わらず、いまの自分は犬恐怖症である。アジア諸国に行くと、当然、どこにも犬がいて、過剰に反応しては笑われている。ヴィエンチャンで、映画館の廃墟に足を踏み入れた途端に、中にいた犬が唸り吠えながら走ってきたことがあって、さらに恐怖心が増大した。なぜみんな怖くないのか。
●参照
○『アース』と『ホワイト・プラネット』
○林真理子『RURIKO』(蔵原惟繕に関する記述)