Sightsong

自縄自縛日記

2012年8月、ハノイ

2012-08-30 23:33:20 | 東南アジア

ハノイにはとにかくバイクが多い。これが北京なら自転車、ジャカルタなら自動車だ。警官の目が届かない夜間や郊外ではそうでもないが、昼間の市内のヘルメット率は100%に近い。

そして、暑いけれども、歩きながら上を見ても下を見ても楽しい。上を見ると、洒落た窓や増築を繰り返した生活空間、猫、無数の電線が否応なく目に飛び込んでくる。下を見ると、しゃがんで麺をすすったり四方山話をしている人、工作している人、あの世で使うための紙幣・・・。


肉が焼ける匂い


RADIO


道を尋ねたら完全に無視された


線路脇も生活


バイク


Ba Haoって何だ


商店街の子ども


二次元と三次元のバイク


もの売り

※写真はすべてPentax LX、FA77mmF1.8、Fuji Superia 400にて撮影

●参照
ハノイの文廟と美術館
ハノイの街
ハノイのレーニン像とあの世の紙幣
2012年6月、ハノイ
ハノイのMaiギャラリー


ゲイリー・トーマス『While the Gate is Open』

2012-08-30 07:24:58 | アヴァンギャルド・ジャズ

ゲイリー・トーマス『While the Gate is Open』(Bamboo、1990年)を500円で見つけ、懐かしさのあまり確保してしまった。


Gary Thomas (ts, fl)
Kevin Eubanks (g)
Renee Rosnes (p, syn)
Dave Holland (b)
Anthony Cox (b)
Dennis Chambers (ds)

ソニー・ロリンズの演奏が有名な「Strode Rode」「The Song is You」をはじめ、スタンダード曲をゴリゴリとしたテナーサックスで押していく作品。コードからアウトしたところでフレーズを組み立てていく演奏は、マイケル・ブレッカーらの影響も受けたのだろうが、いま聴いても、この人の個性は際立っている。

今回聴いてみて、ふたりのベーシストの違いが顕れていて面白かった。大御所デイヴ・ホランドは、サウンドの全体を硬く突き続け、集団を鼓舞している。一方のアンソニー・コックスは、より柔軟に歌うようなソロを聴かせる。

最近はめっきりリーダー作を出さなくなっているようだが、また聴き直してみたい。ラップとの共演が当時話題になった『Kold Kage』とか、ジャック・デジョネット「Special Edition」の諸作とか、また手に入るかな。一昔前の流行というには勿体ない。