ソニー・シモンズ『Mixolydis』(Marge、2001年)を聴く。
Sonny Simmons (as, English horn)
Eddie Henderson (tp)
John Hicks (p)
Curtis Lundy (b)
Victor Lewis (ds)
何ということもないのかもしれないが、最良のメンバーではないか。エディ・ヘンダーソンは知的で端正なトランペットを吹き、ジョン・ヒックスはいつものように熱くコードを重ねていく。このような面々が演奏するというだけで嬉しくなるというものだ。
2006年にヒックスが亡くなったとき、まだ64歳だった。わたしがいちどだけ観たのは1999年頃か、そんなにすぐに亡くなるとは想像するわけもなかった。
シモンズのサックスは、依然として良いのか何なのかよくわからない。音はふんづまって上滑りし、あまり冴えているとは言えないソロ。それでも、やはり聴くだけで満たされてしまうのはなぜだろう。
●参照
ソニー・シモンズ