敗戦の日前後に観ようと思いつつ観損ねた映画を機内でやっていたのは有り難い。デイフライトとは言えシェードは降ろして機内は暗いので、仮に涙を流しても大丈夫。
敗戦後の日本が復興するための秘密資金としてフィリピンの山下中将がかすめ取ってきたマッカーサー家ゆかりの財宝、それを多摩地区の山間にある壕に運び込む作業命令に駆り出されたのは20名の女子学生だった…
映画は現代から始まり、日米それぞれの出来事からそれぞれの当事者が過去を語ってゆく。ここら辺、一般的な手法だと思うが何となくこなれていないのは脚本が悪いのか。しかしミッキー・カーチスとは驚いたぞ。
細かい展開がどうの、芝居がどうのと言うべきではなかろう、戦争関係の映画では。観た者が考えるべきは作品の登場人物たちの行動の是非を、その時代その場所に即して考えることなのでは。今との違いに悩み、正義と現実の狭間のギャップに苦しむことが平和な世の中に生きられるようになった者の使命なのでは。
やはり暑い夏のさなかに観るべきだったかもしれない。だがいつ観ても遅すぎるということはない。
2011年11月4日 JL772便(シドニー→東京)機中にて
敗戦後の日本が復興するための秘密資金としてフィリピンの山下中将がかすめ取ってきたマッカーサー家ゆかりの財宝、それを多摩地区の山間にある壕に運び込む作業命令に駆り出されたのは20名の女子学生だった…
映画は現代から始まり、日米それぞれの出来事からそれぞれの当事者が過去を語ってゆく。ここら辺、一般的な手法だと思うが何となくこなれていないのは脚本が悪いのか。しかしミッキー・カーチスとは驚いたぞ。
細かい展開がどうの、芝居がどうのと言うべきではなかろう、戦争関係の映画では。観た者が考えるべきは作品の登場人物たちの行動の是非を、その時代その場所に即して考えることなのでは。今との違いに悩み、正義と現実の狭間のギャップに苦しむことが平和な世の中に生きられるようになった者の使命なのでは。
やはり暑い夏のさなかに観るべきだったかもしれない。だがいつ観ても遅すぎるということはない。
2011年11月4日 JL772便(シドニー→東京)機中にて