日々のつれづれ(5代目)

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【本】山本隆三著 「経済学は温暖化を解決できるか」(平凡社新書)

2013-04-08 05:33:29 | 本・映画・展覧会
 「学者センセイに何ができる」と言わんばかりの自虐的(著者も大学のセンセイだ)なタイトルである。イイネ!綿密なシミュレーションなのか、機上の、いや机上の空論なのか、興味あるよね。

 ちょっと図式が出てきて理解しながらで時間かかっちゃったけど、ストーリーとして温暖化のための施策を採るべきか、否かなど経済的合理性に当てはめたシミュレーションは興味深い。排出権取引って個人的には「数字遊び」のイメージが強く納得できないんだけど、それはまた別の本を読んでから。

 実際にはパラメタが多すぎて難しいと筆者も認めているし、更には政治的バイアスがかかることもあるだろうし、そもそも温暖化って本当なの?って「それを言っちゃぁおしめぇよ」な議論もあるだろうが、こういう試算は必要だし、具体的な数値は分からなくとも考え方を知っておくことは感情的な判断に陥ることを防ぐ効果もあると思う。

 で、地球の現状が温暖化していることは間違いなさそうだけど、それって人間の産業活動の結果と言う大前提は間違ってないんでしょうかね?(^^;

 2013年4月4日 通勤電車車中にて読了
コメント
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