日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】中島みち著 「『尊厳死』に尊厳はあるか -ある呼吸器外し事件から」(岩波新書)

2013-04-17 21:28:47 | 本・映画・展覧会
 確かに、と思った。尊厳死と言う字面で我々は、事態を美化し真実を知りもせず肯定していないか。

 呼吸器を外すと言うことは窒息死させるということ、人間、酸素が無くなって死ぬほど苦しいことはない。自分が溺れたと考えてみればよい…「事件」の起こった病院の病院長の言葉。これも確かに。決して安楽死ではない、むしろ正反対ではないか。

 ある病院で起こった呼吸器外しによる「安楽死」の追跡部分が多い、多過ぎる?のは著者も認める。だが本書は「事件簿」が目的ではなく、尊厳死とは何か、医療従事者や家族がとるべき最善の対応とは?と検討を進めてゆく。病状や本人の意思など様々であり、1つだけの正解があるわけではないが、気高い死、安らかな死をどうやって迎えさせられるか考えさせられる。自分の場合はまぁ、孤独死だろうけど。

 2013年4月11日 通勤電車車中にて読了
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2013年4月13日 【バイク】おニューなメットで三渓園プチツー

2013-04-17 07:32:36 | バイク・自転車
 今日も講習会+試験、場所は本牧でした。先週は爆弾低気圧接近でダメだったけど今週は再びバイクで!週末に新しいメットも届いたことだし!

 無事に試験も終わり、ちょっと回り道。本牧と言えば市民プールと三渓園、横浜市民の常識です。ホントかよ?でもそれくらい由緒ある施設。子供の頃に行ったことあるはずなんだけど、何にも覚えていないので訪ねてみた。(写真は帰り際、もう閉門時間でした)

 原「三渓」こと原富太郎、明治のころ生糸で成功した実業家、そして生糸貿易で港町ヨコハマの地位を揺るぎないものとした立役者。同時に関東大震災の復興に私財を当時奔走した篤志家であり、自らもコレクターであり実力ある画家であり、若き芸術家たちのパトロンでもあった人物。なんかスゴイね。スゴいと言えばこの三渓園、その原富太郎の私邸跡地ですがちんまい公園じゃない!ひと山と言うか「この辺り一帯」ですよ。175,000平米ですってよ、敷地。東京ドームどんだけよ?

 公園は平地ではなく、丘と丘の間一帯。なのでドーンと大池があり周辺に湿生花園があるだけでなく、ちょっとした渓谷あり、ハイキングコースの趣。そんな中に、各地から移築された日本民家が点在する。民家ばかりじゃなく、緑の中に民家が点在する。スケールでかい。園内にある記念館に原富太郎の生い立ち、業績が紹介されている。先日訪れた渋沢栄一ほどではないにしろ、横浜を拠点とした大実業家であったことが窺われる。

 ユニクロの柳井さんでも、ソフトバンクの孫さんでも良いや、現代日本の富豪な方々。しかも事業をしてらっしゃる方々。当時とは全く異なる環境が異なるにしろ、かように「還元」した話は聞かない。人物のスケールが違う気がしてならない。ひょっとしたらリタイヤして基金を設立するとか考えていらっしゃるのかもしれませんが、ノブレス・オブリージュってことで何か一つ、どデカい社会貢献をやって頂けませんかねぇ?勿論、ホリエモンとか村上ファンドとかには期待しない。本牧からの帰りはすっかり変わって久しい旧エリアワン界隈を柳ジョージ思い出しながら抜け、石川町からみなとみらいを通って帰ってきました。実技&試験で緊張し、園内を歩き回って疲れたのか、帰ったらグッタリでした(すみません>関係者の方)

 肝心の新メットですが、被り心地は上々!ただし予想より風切り音が大きく、テールケースへは最新のポジショニングをしてギュッと押さえつけねば蓋が閉まらず、短時間駐車中用のホルダーにはDリングのベルトが短くてこれまた苦労…フィット感は良いだけに簡単に手放しちゃうのは惜しい。サンシールド外してテールケース買い替えて、かな?でも確かに開閉式シールドは便利でした。風切り音は慣れちゃうかもしれませんね。

 http://www.sankeien.or.jp/index.html
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