宮本常一著「忘れられた日本人」をリスペクトした作品であることは一目瞭然だが、本書で取り上げられている人々(多い)は宮本の著作とは趣が異なる。宮本や名も無き農民や乞食(ホームレス)からの聞き取りを著作にまとめたが、本書の対象は「名のある人の脇役」もしくは「名のある人の影に消えていった人物」であり、いわゆる市井の人々ではない。そしてインタビューが叶った対象者もいれば、そうでない者もいる。
対象者も、取材方法も全くことなるゆえ二番煎じとの謗りを受けることはないかもしれないが、では敢えてこのタイトルを使った理由は何か。本書の登場人物に興味を持つと同時に、著者の想いに興味を持った。
2018年5月23日 通勤電車にて読了
対象者も、取材方法も全くことなるゆえ二番煎じとの謗りを受けることはないかもしれないが、では敢えてこのタイトルを使った理由は何か。本書の登場人物に興味を持つと同時に、著者の想いに興味を持った。
2018年5月23日 通勤電車にて読了