日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】ロナルド・ドーア著 「日本の転機-米中の狭間でどう生き残るか」(ちくま新書)

2019-05-15 20:48:24 | 本・映画・展覧会
 多くの著書のある筆者だが、本書の内容はタイトルと若干異なっているように感じた。日本がどう生き残るかの前提条件として米国、中国の状況やスタンスを詳説しているのは良い(大変ありがたい)が、そちらに重きが置かれてしまっているような。

 NPT(核拡散防止条約)という枠組みが無効化しているという著者の主張には頷ける気がする。そして世界情勢は、従来のイデオロギーとは異なる「宗教」という軸での対立、それに更にナショナリズムも加わった状況で、どんどん混沌化していっているように見える。混沌化のスピードは速く、本書が書かれた時点での状況情勢とは異なっているのではないか。そのせいか、「日本がどうすべきか」と言う本書の提案もいま一つピンと来なかった。少なくとも日米同盟の解消は困難じゃないかな、残念ながら。

 2019年4月25日 通勤電車にて読了
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2019年4月26日~5月6日 中米制覇の旅(1)

2019-05-15 06:37:14 | 旅行・ハイク&ウォーク
 この連休、元号が平成から令和に変わるなんてイベントは全く気にせず、予め予約しておいた旅程遂行に邁進いたします。今回は3度目の中米。2015年にパナマ、2018年にベリーズ、グアテマラ、エルサルバドルと訪問し、今年は中米7カ国の残り3つ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカを回ります。

 4月26日、会社から羽田へ直行しトイレで着替え、JL2便(JA743J:777-300)でサンフランシスコへ。到着は昼過ぎ、今回は年越しの際のシアトル同様、乗り継ぎを利用した滞在した時間を長めに取り、以下を愉しみました。

(1)サンフランシスコ鉄道博物館
 サンフランシスコの鉄道と言えばケーブルカーが有名ですが、ストリートカー(路面電車)も走っており、そちら系の博物館。フェリービルディングのすぐ脇の古いホテルの一角ですが狭い室内にあれこれ資料を展示、グッズも色々。

(2)Chinese Historical Society of America Museum
 サンフランシスコ鉄道博物館から次のケーブルカー博物館まで、街歩きを兼ねて徒歩で移動すると中華街を通り、そこにたまたまmuseumの文字を見つけ入ってみました。アメリカへ移民してきた中国人の歴史が展示されており興味深かったですが、スタッフに尋ねたところ多くは広東省からの人々で、普通語より広東語が主流だったとのこと。

(3)ケーブルカー博物館
 街中を行き交うケーブルカーのケーブルを実際に動かしている動力源の二階が展示スペースになっており、歴史とリアルの両方を観られます。古い車両も屋内展示。やはり巨大なプーリーが回る様やケーブルのグリップ機構などを目の当たりにすると感心しますね。

(4)Caltrain
 急坂を越え海岸線方面まで歩き、近郊列車Caltrain(California Train)の始発駅にやってきました(写真)。ここからサンノゼ方面へ南下する列車に乗車。アメリカお得意の巨大な二階建て客車はAMTRAKのそれと外見はそっくりですが内部は近郊仕様、二階部分が吹き抜けになっており興味深かったです。途中駅で降りBARTで空港に戻ります。

 夜のJL7546便(=AA共同運航、N139AN:A321)でマイアミへ。疲れているのでキツい機中泊でもグッスリ(と言うかグッタリ)眠れます。行きは着いたホテルで寝て以降が休日だけど、帰りは帰国したらすぐ仕事なのでこの手は使わない方が良いでしょうね。

 機中泊
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