日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】鎌田茂雄著 「観音経講話」(講談社学術文庫)

2020-11-24 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 坂東三十三ヶ所(観音)巡礼をしていて、観音経とはどんなものだろうと興味を 持った。四国八十八ヶ所と言えばまず般若心経が思い浮かぶが、坂東・西国・秩 父は「観音霊場」だからね。本来なら回る前に予備知識として読んでおくべき だったかな。400頁以上の文庫本で、けっこう時間を要した。

 一心に「南無観世音菩薩」と称え続ける「称名」をするだけで功徳を得られると言う実に虫の良さげな観音信仰だが、その「一心に」が曲者で困難なことと本書で判った。さもありなん。

 他にも観音経のあれこれを引いて、真意を解説。なぜ観音様は一瞬にして日本中いや世界中「間髪を入れず」衆生の悩みをお救いになることができるのか、とか解釈が興味深い。

 そして自分なりの理解。一心に願うというのがポイントで、唱えるのは御名だろうが念仏だろうが何でも良い。そういう「ひとつのことに打ち込む」ことが結果として幸福をもたらし、それを観音様や仏様、ひょっとしたら神様の功徳ご利益と呼んでいるのではないか。自分は存在は肯定も否定もしない。あると思う人は思えば良い、非科学的と嗤うつもりはない。ないと思う人は思えば良い、証明せよと責めるつもりはない。

 とは言え、せっかくの機会なので、坂東はほぼ終っているので秩父あるいは西国を回る前に、観音経を覚えるべくCDを買おうか迷い始めたのであります。

 2020年11月9日 自宅にて読了
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2020年11月8日 【食べ物】反町・魂麺

2020-11-24 06:00:00 | 食べ物・飲み物
 横浜から東白楽までの東横線旧線ウォークの途中、反町駅付近で昼を食べることにした。この界隈には未訪問のラーメン屋が多い。高架の歩道から見渡し、看板が目に付いた店に行ってみた。

 店は小さいが、店主に加え若いバイトが2名の充実ぶり。メニューは潔く、鶏だし中華そばと油そば、それの量やトッピングのバリエーションのみ。おっともう一点、この二週間限定だという「芳醇煮干醤油」があるではないですか。ヨシそれいってみよう!

 つい数日前にも煮干し醤油を食したばかり、それゆえ違いが感じられる。ここのは食べても食べてもスッキリ。醤油も割と濃い色だが、味わいはさほどでもなく上品。出汁も然り、ウルメイワシとイワシがベースだそうだがスッキリ仕上がっている。上品かつオールラウンドな仕上げ。麺は太細を選べ、太を選んだら中太の平麺ぽい感じ。このスープなら細麺の方がバランス良かったか?付け合せにオーダーした大分風の唐揚げ(鶏天ではないよ)も美味しく。

 再訪して鶏ダシ中華そばを細麺でいただきたいものである。不定休なのが難点だが、その場合は周辺に何軒もラーメン屋があるので心配無用。
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