すまん、原作者・森見登美彦も、前作(といっても12年前らしい)「四畳半神話大系」も知らないんだ…予告編すら見た記憶のない本作を見たのは、観る映画を計画的に決めていることの多い自分にしては例外的。その例外的作品がイラつきと可笑しみの絶妙なコンビネーションだった。
灼熱地獄である8月の京都の、古風な(=ボロ)大学寮でのドタバタ劇。この場所でドタバタするだけでなく、時間を超えてドタバタする。すなわちタイムリープ物。物語の展開についてゆくのが自分とは思えないほど、本作のテンポの速いタイムリープシーンに追随し、さらには矛盾点に気付いて物語を先回りまでできた。きっと、ドタバタ劇の中にも丁寧な解説がされているからだろう。登場人物に好感の持てる者は皆無に等しいが、こういう連中だからこそ成立するストーリーなのは痛し痒し。それでも終わりは美しく、どうやらハッピーエンドの予感。うまく纏まって良かったと、観客ながら安心した。
帰宅して調べたら、森見氏の作品を読んだ記憶はないものの、アニメ化された作品は見ていた。不勉強ですみませんでしたー
2022年10月2日 川崎・チネチッタにて
灼熱地獄である8月の京都の、古風な(=ボロ)大学寮でのドタバタ劇。この場所でドタバタするだけでなく、時間を超えてドタバタする。すなわちタイムリープ物。物語の展開についてゆくのが自分とは思えないほど、本作のテンポの速いタイムリープシーンに追随し、さらには矛盾点に気付いて物語を先回りまでできた。きっと、ドタバタ劇の中にも丁寧な解説がされているからだろう。登場人物に好感の持てる者は皆無に等しいが、こういう連中だからこそ成立するストーリーなのは痛し痒し。それでも終わりは美しく、どうやらハッピーエンドの予感。うまく纏まって良かったと、観客ながら安心した。
帰宅して調べたら、森見氏の作品を読んだ記憶はないものの、アニメ化された作品は見ていた。不勉強ですみませんでしたー
2022年10月2日 川崎・チネチッタにて