日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【映画】四畳半タイムマシンブルース

2022-10-19 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 すまん、原作者・森見登美彦も、前作(といっても12年前らしい)「四畳半神話大系」も知らないんだ…予告編すら見た記憶のない本作を見たのは、観る映画を計画的に決めていることの多い自分にしては例外的。その例外的作品がイラつきと可笑しみの絶妙なコンビネーションだった。

 灼熱地獄である8月の京都の、古風な(=ボロ)大学寮でのドタバタ劇。この場所でドタバタするだけでなく、時間を超えてドタバタする。すなわちタイムリープ物。物語の展開についてゆくのが自分とは思えないほど、本作のテンポの速いタイムリープシーンに追随し、さらには矛盾点に気付いて物語を先回りまでできた。きっと、ドタバタ劇の中にも丁寧な解説がされているからだろう。登場人物に好感の持てる者は皆無に等しいが、こういう連中だからこそ成立するストーリーなのは痛し痒し。それでも終わりは美しく、どうやらハッピーエンドの予感。うまく纏まって良かったと、観客ながら安心した。

 帰宅して調べたら、森見氏の作品を読んだ記憶はないものの、アニメ化された作品は見ていた。不勉強ですみませんでしたー

 2022年10月2日 川崎・チネチッタにて
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【展示会】川崎鉄道三題噺

2022-10-19 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 あまり大きな会場ではないため展示数は限られているが、3+1のテーマで構成された展示会。出展者の川崎市市民ミュージアムは台風浸水被害で長期休館中なので、このようなリモート展示会を市内あちこちで開催している。

第一話 東アジア初の鉄道と川崎(1872年)
第二話 日本初の「電鉄」京浜電気鉄道(1899年)
第三話 東洋一の新鶴見操車場(1929年)
番外編 鉄道開業100周年と川崎(1972年)

 タイトル通り、川崎に縁のあるテーマばかりのため興味深かった。鉄道開業に関しては鉄道博物館はじめ各所での展示はあるものの、大抵は新橋(汐留)か横浜の話であり川崎に関する展示は滅多にない。タイムリーな話題として、発掘された高輪築堤の航空写真があるのも非常に良かった。

 京急の前身である京浜電気鉄道は、電化路線として開業した日本初の鉄道であることはあまり知られていないのではないか。1899(明治32)年のことである。そして新鶴見操車場、往時(というより末期か)を知る者としては、もう少しよく見ておけばよかったなと思ったのであった。

 他の施設や展示会では見た記憶の無い史料もあり、観に行って良かった。

 2022年10月1日 川崎・東海道かわさき宿交流館
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