「そんだけあっちこっち行って、乗り物にも詳しいんだからトラベルライターになったら」会社を退職してからの仕事について、またサジェスチョンを頂いた。確かに書くことは嫌いではないし、毎日ブログを書いている。旅行の調べ物についても、人並み以上に素早くできるかなと思わないでもない。だが、プロとして読み手の興味関心に応える知識を持っているか、書き方ができるかと言われれば答えがNOであるのは明らかだろう(と言いつつ、世の旅行関連記事を読んでは「良くこの程度の情報と文章力で恥ずかしげもなく署名記事を書けるものだ」と毒づいていることも多数)。そんな私が、たまたま見つけたタイトルに惹かれこんな本を読んでみました。(前置き長い)
ガチ本です。「ひょんなことから縁がつながり、ライターになって苦労しながらも楽しくやってま~す」って内容じゃなくて良かった。ライターになる方法とその長所短所、撮影(カメラ)について、依頼される記事の種類とそれぞれの書き方の注意点、校正について、等々。忘れちゃいけない原稿料についても。
うん、そうだよね。今は誰でもライターを名乗れるけど、レベルはピンキリ。「トラベルライターだけで食べてゆくのは厳しい」と率直な意見。ネットなどのトラベルライター養成講座を受講する前に、ぜひ本書を読むべき。で、私にはやっぱり無理だろうなと思いました。
2022年10月13日 実家より戻る電車にて読了