2013年4月13日 【船舶】小型船舶免許講習会（その３－実技）

　一級小型船舶の講習会はのべ５日、今日は最終日で実技です。実技の日程は幾つも設定してあり、けっこう都合を付けられるのがあり難い。一人一艇だそうですが、今日の受講者は自分ひとりでした。なので15分ほど早く講習開始。

実技
　第１部　小型船舶の取扱い
　第２部　基本操縦
　第３部　応用操縦

　講習船は「YAMAHA FR-23 ActiveSedan S F115」、23フィート、定員8名。「むさし１号」と命名されていました(写真)。このサイズでキャビンつき、やはり年寄りに吹きさらしはキツいので、どうせ乗るならこういうのが良いですね。
　http://www.yamaha-motor.jp/marine/lineup/boat/cruisingboat/fr-23/
　付いていた船外機は「YAMAHA F115ET」、4スト4気筒1.8L、115HP。
　http://www.yamaha-motor.jp/marine/lineup/outboard/4st/200-80/f115aspec.html

　操船は、アタマでは分かっているので速度感と風や潮の影響に馴れるだけと思っていました。問題はロープワークなのです。昔から不器用で、アウトドア用のロープワーク本など見たこともあったけど結局覚えられず…

　操船自体は、セスナやバイクと一緒で「近くを見ず遠くの目標を見る」「急激に大きな操作は行わず、こまめに小さく修正」「常に周囲を警戒」かな。スラロームはちょっと難しく感じたな。人命救助はなぜか楽勝。でも初めて乗った人が午前に３時間講習受けただけでスイスイと船を動かすってのは難しいでしょう。実際、動かすことより安全確認の手順や発声に気をつけることが試験合格のポイントのようです。私は指差呼称を心がけました。

　ロープワーク、某グレートキャプテンから「しっかり留められ、かつ自分から簡単にほどけるように…女心と一緒だよ！」と実に含蓄あるアドヴァイスを頂いたことがあったのですが、今日やってみて、あぁだから自分は独身なのねと不器用を再認識しました(爆)。

　講習をやりながら横浜港内を移動し、なんか華やかな所に着きました。ここどこ？鳥浜のベイサイドマリーナだそうです。ここで短い昼休みのあと試験官を乗せて試験開始。口頭試問、ロープワークのあと操縦開始。離岸でいきなり失敗、思ったより風が強くあららと流された…

　マリーナを出て、直進、変針を数回。そのつど「右、よし！」「右後方、よし！」「減速します！」…そして人命救助。失敗！午前より流れがきつくなってた…ターンして２回目、今度はバッチリ。最後スラローム、割と上手くいったかな？これで試験終了、あとはクルーズ気分で本牧まで戻り。ちょうど帆船「海王丸」がベイブリッジをくぐってホノルルへ向けて出てゆくところとすれ違いまし
た。せっかくなので試験官と雑談。「ふだん船に乗られていますか？」と訊かれたので「いえ、ボートは今日が初めてですが、たまにセスナの操縦してます」と言ったら「あぁ、なるほど…」

　その場で合否は教えてくれないのです。が、恐る恐る「どうでしょうか？」と訊ねたところ、「風や潮流に慣れるようにして下さい。その他は文句のつけようがありません」と言われたので大丈夫なのかな？ロープワークについては何も言われず(苦笑)。

　結構お高い講習会、学科については自分で勉強すれば大丈夫だったなと思わないでもないですが、講習会だから問題も易しかった可能性があり、このように強制的に勉強させられないと真剣に取り組まない可能性もあり、安心料と言うか保険代と言うか…だと思いました。後で「これなら自分で勉強しても受かった、高すぎる」なんて言うのは卑怯だと思いますね。で、これから受験したい方がいらっしゃれば私が格安で学科をお教えします！(笑)。

　さて、仮に合格したとしてこの資格を生かす日は来るんでしょうか？せっかくなんでログブックでも買おうかな？でも船のログブックはあるけど小型船舶操縦士のログブックってないみたいですね。

2013年4月6日～7日 【船舶】小型船舶免許講習会（その２－学科Ⅱ）

　今週末も２日間みっちり、小型船舶の講習です。先週は二級の人と共通でしたが今週は一級のみの科目。人数は増えて５名、うち女性１名。爆弾低気圧で猛烈な風が吹く中での講義でした。クルマが壊れたのでバイクで行こうと思ったけど、危ないのでバスで行きました。

学科Ⅱ
　第１編　上級運航Ⅰ
　第２編　上級運航Ⅱ


・航法
　航海する上での計算問題。２つの目標点から自位置の割り出しや、速度・進路・潮流のベクトル演算…と言うと難しいけど、大したことはない。自家用操縦免許でやった内容がそのまま使える。偏差、自差、To/Fr VOR、WCAとか思い出しちゃった。これに比べると空中で「はい、ここから330度 from xxx VORのホールディングパターンにエントリーして、高度は2,500フィート」みたいに言われてたのは何と高度な訓練だったか！しかも模擬ATC(交信)までやりながらですから。今やれと言われても多分ムリです。
　意外だったのは航海計画表の作成がなかったこと。事例はテキストに出ていて、うわーまんま飛行機のと一緒じゃん！懐かしいなーとちょっと楽しみにしていたんだけど…小型船舶はプランなんて立てないのか？そんなバカな。でも実は、海図に三角定規で地点やコースをプロットして航海距離を算出して所要時間を求めたり、緯度経度を読む、これがいい加減な作業のため正解に辿り着けないと言う落とし穴がありました。試験が四択で良かった(爆)。

・エンジンおよび航海用機器
　エンジンについても、ガソリン車＆ディーゼル車に乗っており基本的な構造は掴んでいるため問題なし。多少、用語(呼び方)が違って戸惑ったくらい、説明はたぶん講師より僕の方が上手くできたと思う…
　航海用機器もエンジン系の計器はクルマと一緒だし、レーダーとかは過去に無線従事者(第三級海上無線通信士まで持っておりGMDSSの操作できます)の勉強でやってるので、このレベルなら楽勝。でも、非常通信手段として紹介される機器によっては操作資格(無線従事者)が必要って説明はして欲しかったなぁ。そういうの言わないから、プレジャーボート乗りで無免許でアマチュア無線使う奴が出てくるんだよ。

　と言うことで、作図に難がありましたが14問の試験は自己採点では満点。大丈夫でしょう。やはり飛行機、クルマ、無線と素地がありましたのでね。講習はあと１回、実技です。

　ところで、日本で沿岸をぐるっと気ままに回るなんてやってみたいけど、寄港地の各地漁協が意地悪でダメって聞きますね。仕事でやってる人には、プレジャーボートって邪魔なのとヤッカミの対象でしかないのでしょうか。最近は道の駅ならぬ海の駅なんてのもあるようで、どんな感じなのかなぁ。

2013年3月30日～31日 【船舶】小型船舶免許講習会（その１－学科Ⅰ）

　昔から漠然と、いわゆる「ボート免許」は欲しかった。特に必要な機会もなくそのままだったが、今年はちょっと在宅気味で時間ができたので、大型二輪免許と同じく「とりあえず取っとけ」で内容を確かめることもせず講習会を申し込んだ…一級。何となく、自分なら取れる気がした。

　早々と仮押さえだけはしたものの、その後の手続きをすっかり忘れており気付いたのが４日前。慌てて受講料を振り込んだり書類を揃えたり、やる気の無さがありあり。「皆さん送られたテキストを事前に予習されますよ？」ハイ、すみません。

学科Ⅰ
　第１編　小型船舶の船長の心得および遵守事項
　第２編　交通の方法
　第３編　運航（一般）

　テキストを事前に開くこともなく、ぶっつけ本番で講義開始。幸い、心構えに始まり常識的(だと思うんだけど…)な知識ばかり、新たに覚えなければならないことは僅か。これなら大丈夫かな？受講生は２名。おかげで居眠りすることもない緊張感。ノートは取らず、テキストをマーカーとボールペンでどんどん汚してゆきました。帰宅して復習をと殊勝にも思っていたんだけど、帰り道にクルマが壊れてJAF救援～ドクイン、ショックで何も手がつかずビール飲んで就寝。

　明けて日曜日、幸いこの日の内容も大半が知ってること、航空用語と若干の読み替えが必要な程度。これは他の人には当てはまりませんので受験の参考にしないように！テキストと問題集を２日間でやりきって、夕方もう学科試験！４択式を３分野計50問、70分。20分で終えてしまい、もう10分かけてもう一回全問やり直し、２つだけ修正して退出。ちなみに開始後20分で退出できます。問題集持ち帰り可。会場ロビーにはもう模範解答が張り出されており、自己採点。各分野で１問ずつ間違い、47/50かな。全問正解を狙っただけに悔しかったです。

【本】中島みち著 「『尊厳死』に尊厳はあるか -ある呼吸器外し事件から」(岩波新書)

　確かに、と思った。尊厳死と言う字面で我々は、事態を美化し真実を知りもせず肯定していないか。

　呼吸器を外すと言うことは窒息死させるということ、人間、酸素が無くなって死ぬほど苦しいことはない。自分が溺れたと考えてみればよい…「事件」の起こった病院の病院長の言葉。これも確かに。決して安楽死ではない、むしろ正反対ではないか。

　ある病院で起こった呼吸器外しによる「安楽死」の追跡部分が多い、多過ぎる？のは著者も認める。だが本書は「事件簿」が目的ではなく、尊厳死とは何か、医療従事者や家族がとるべき最善の対応とは？と検討を進めてゆく。病状や本人の意思など様々であり、１つだけの正解があるわけではないが、気高い死、安らかな死をどうやって迎えさせられるか考えさせられる。自分の場合はまぁ、孤独死だろうけど。

　2013年4月11日　通勤電車車中にて読了

2013年4月13日 【バイク】おニューなメットで三渓園プチツー

　今日も講習会＋試験、場所は本牧でした。先週は爆弾低気圧接近でダメだったけど今週は再びバイクで！週末に新しいメットも届いたことだし！

　無事に試験も終わり、ちょっと回り道。本牧と言えば市民プールと三渓園、横浜市民の常識です。ホントかよ？でもそれくらい由緒ある施設。子供の頃に行ったことあるはずなんだけど、何にも覚えていないので訪ねてみた。(写真は帰り際、もう閉門時間でした)

　原「三渓」こと原富太郎、明治のころ生糸で成功した実業家、そして生糸貿易で港町ヨコハマの地位を揺るぎないものとした立役者。同時に関東大震災の復興に私財を当時奔走した篤志家であり、自らもコレクターであり実力ある画家であり、若き芸術家たちのパトロンでもあった人物。なんかスゴイね。スゴいと言えばこの三渓園、その原富太郎の私邸跡地ですがちんまい公園じゃない！ひと山と言うか「この辺り一帯」ですよ。175,000平米ですってよ、敷地。東京ドームどんだけよ？

　公園は平地ではなく、丘と丘の間一帯。なのでドーンと大池があり周辺に湿生花園があるだけでなく、ちょっとした渓谷あり、ハイキングコースの趣。そんな中に、各地から移築された日本民家が点在する。民家ばかりじゃなく、緑の中に民家が点在する。スケールでかい。園内にある記念館に原富太郎の生い立ち、業績が紹介されている。先日訪れた渋沢栄一ほどではないにしろ、横浜を拠点とした大実業家であったことが窺われる。

　ユニクロの柳井さんでも、ソフトバンクの孫さんでも良いや、現代日本の富豪な方々。しかも事業をしてらっしゃる方々。当時とは全く異なる環境が異なるにしろ、かように「還元」した話は聞かない。人物のスケールが違う気がしてならない。ひょっとしたらリタイヤして基金を設立するとか考えていらっしゃるのかもしれませんが、ノブレス・オブリージュってことで何か一つ、どデカい社会貢献をやって頂けませんかねぇ？勿論、ホリエモンとか村上ファンドとかには期待しない。本牧からの帰りはすっかり変わって久しい旧エリアワン界隈を柳ジョージ思い出しながら抜け、石川町からみなとみらいを通って帰ってきました。実技＆試験で緊張し、園内を歩き回って疲れたのか、帰ったらグッタリでした(すみません＞関係者の方)

　肝心の新メットですが、被り心地は上々！ただし予想より風切り音が大きく、テールケースへは最新のポジショニングをしてギュッと押さえつけねば蓋が閉まらず、短時間駐車中用のホルダーにはＤリングのベルトが短くてこれまた苦労…フィット感は良いだけに簡単に手放しちゃうのは惜しい。サンシールド外してテールケース買い替えて、かな？でも確かに開閉式シールドは便利でした。風切り音は慣れちゃうかもしれませんね。

　http://www.sankeien.or.jp/index.html

【写真展】菅井日人写真展 「天国の窓」

　鮮やかな色調の作品が並ぶ。テーマは色々。オッと感じたものをしっかりと切り取った、そんな感じがする。窓とタイトルにはあるが、窓枠が入ってる作品はほんの一部。

　ブレ、ボケの作品もある。ここまで伸ばすと粗が見える。それも作風と開き直るのか。何よりプリントの質が悪い。残念ながら、大伸ばしに耐えない作品が散見される。少し前のニコンサロンでもあったが、大メーカーのギャラリーでの個展には相応しくないのではないか。発表の場所が増えてハードルが下がったのか。

　経歴を確認してみたが、菅井さんは若者ではない。面白いのは本展のタイトルからも覗えることだが、キリスト教関係のもの(こと)をテーマにした作品ばかりである。でも作品は全く説教くさくなく、素直な印象を受けた。

　2013年4月11日　銀座キヤノンギャラリーにて

2013年4月12日 【旅行】あなた方とは違うんです

　迷言？妄言？いやー名言でしょ(笑)、福田元総理の発言。ただしオリジナルに「方」は入っていませんでした。

　他人の旅行記はあまり読まない。情報の部分だけは読む。行き方とか、値段とか。そんなんで、マイレージやクレジットカードマニアのブログもあれこれ読んでいる。いやー、本当に感心します。脱帽です。良く情報を集め、自分でシミュレートして評価している。それを大半の人はブログでオープンにしている。真偽や自分にとっての価値は別として、その行為には敬意を表したい。

　だが、マイレージマニアである彼ら(自分の知ってる大半は男性だ)の多数は「いかに効率よくマイレージを稼ぐか」がメインであり、行った先で何かを愉しむとかが記事になることは少ない。いかにも本末転倒だが、ある人は「これはゲームです。その過程を楽しむのです」と書いていた。その自覚や、良し。勿論そういう生き方もアリでしょう。

　なので、「あなた方とは違う」と思う。お前だって遠回りしたりわざわざ高い運賃払って意味無く往復したりしてるじゃないかと指摘される向きがあるかもしれないが、違うんです。僕は、翌年の旅行の道中を快適に楽しむ手段として上級会員に向けた修行をする。しかも大概は旅行をしながら。彼らの行動は、上級会員の獲得(維持)が目的であり、それを使ってどういう旅をするかと言う視点がない。彼らがしていることは安上がりなマイレージ稼ぎであって、決して旅行ではない。そして、そのマイレージをどう使ってるのか？興味があります。私はここ2,3年、全部親の航空券に消えてる気が(笑)。

　だから彼らとは、一時的に話が合うとしても最終的に仲良くはなれない気がする。自分はそう思ってるんだけど、外からそうは見えないかなぁ？世の中には「五十歩百歩」と言う言葉もありますしね(笑)。彼らから情報を頂いても、そういうスタイルでの「旅」にこちらからお返しできることは無さそうなので、ちょっと申し訳なく思う。

2013年4月11日 【クルマ】未来の乗り物？に未来はあるか

　晴海で打ち合わせ、お次は内幸町…微妙に時間が空いたので銀座で途中下車、久しぶりに日産ギャラリーに入ってみた。

　フェアレディＺと、中央円盤にはモーターショーに出展されてたEVコミューター「ニューモビリティコンセプト」。驚いたことにナンバーが付いている。軽登録、ちゃんと保安基準を満たしているってワケだ。

　一人乗り＋α程度のコミューターって昔からモデルはあるけど、世の中に広がっているとは言い難い。台数的にはコムスが成功しているくらいかな？欧米みたく街中の郵便配達やパトロール、ゴミ収集などに使われている例は皆無に等しいのでは？これから高齢者社会になってゆくとは言え、この手のクルマの使い道が電動車いす代わりだけでは淋しい。

　とは言え、ドライバーからしてみれば、例え「ミニカー」であっても一般公道に出てくる以上、それなりの動力性能は持っていて欲しい。流行しかけた「原付カー」みたいな「動く障害物」では、少なくとも都市部では困る。そんなんなら、どっかの離島でも走ってくれと言いたい。コンパクトカー好きの私ですが、交通の流れを阻害するコンパクトカーはお断りです。

　なかなかオシャレなデザイン、ただしドアは乗員保護バー的性格で全面クローズにはならないので悪天候の時には相応の格好で乗り込む必要がある。これ、キャンペーンで日本一周やらないかなぁ？それで週末は観光地の駐車場で「あ！アベレージ！」イベントやるんだ。ちなみにヘッドランプはHELLAのバイク用だった。

2013年4月11日 【バイク】ヘルメット買い換えた

　今年は最低月イチで乗ってる管理人です。もう年が明けて400km以上走りました。エライっ！？

　…昨年より考えていたヘルメットの買い替え、ついにやっちゃいました。販売店に行ったし、先日モーターサイクルショーでも見たけど、結局「初志貫徹」と言うのか、現用メーカーの後継品にしました。一番の理由は帽体の大きさ。バイザー内蔵タイプだとテールボックスに収まらなそうだったので。外付けサンシールド、使ってみて風切り音が気になるようであれば外してしまおうかと思います。

　左が新しいOGK Kabuto Affid、右が現用のOGK TeleosⅢ。

2013年4月10日 【仕事】二匹目のどじょうやーい

　今日は4月10日、「ヨットの日」ですね。えっそんな日ない？調べればあるんじゃないのかなぁ…それはさておき。

　顔見知りだけど仕事上の付き合いは無い社内のヒトがやってきて相談があると言う。続いて、某案件で付き合いのある営業担当がやってきた。な、なにごと？…某お客様で、海外ネットワークを構築したいと。その提案のための質問事項をまとめてくれと。明日までに！

　国内だろうが海外だろうが、ネットワークの一次的な要件定義なんて項目が知れているので、30項目ほど挙げてリストにして回答した。それでも残業しちゃった、不覚。もっとサックリ答えられないとイカンね。

　まぁ首尾よく話が回ってきたら、来年はまた諸国巡業できるかな？それにしてもこのプロジェクト、どこかで聞いたような話だ…二匹目のどじょうってことで効率よく商売できると良いのだけど。